出版社内容情報
シリーズ累計27万部突破!
警察小説の新たなるヒロイン誕生!
念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚だった。署が混乱する中、さらに殺人事件も発生。組織の闇に泉の正義が揺れる。
内容説明
念願かない警察広報職員から刑事となった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く―。だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、内部の者の犯行である線が濃厚だった。混乱する中、さらに殺人事件が発生して…。組織の闇に泉の正義が揺れる。
著者等紹介
柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で、第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。2013年『検事の本懐』で第15回大薮春彦賞、2016年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同年『慈雨』で“本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10”第1位を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
136
「森口泉」シリーズ第2弾。広報職員から機動分析係の刑事になった矢先に、薯の金庫から一億円が盗まれていた事が判明。警察の不祥事が続く中の失態。会計課の杜撰な管理もあるが、内部者の協力があっての犯行が濃厚。県警の威信を賭けた捜査。泉も曲のあるメンバーに揉まれながら真相を追う。相手が誰であろうと必死に食らいつく。さらなる成長に期待。2024/06/05
ピース
120
念願叶って警察官になり希望する部署に配属になった森口泉だが、そこでは「スペカン」と呼ばれ決して歓迎はされていない。それでもそれを受け入れ、これだけがんばってるならみんなの見る目は当然違ってくる。そして事件は危機一髪のところで解決する。しかしこの解決は人によっては決して喜ばしいものではないというところが印象的で難しいと思った。2024/04/21
ふじさん
104
柚月裕子18冊目。警察職員を退職後、念願叶って刑事となった森口泉は、記憶力と語学力を買われ、黒瀬警部の強い推薦により機動分析係へ配属された。配属当日、会計課の金庫から約1億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、内部の者の犯行である可能性が濃厚となる。黒瀬の強い指導の下、捜査を進めるが、殺人事件が発生し、「公安」が絡んでいることもあり、混乱を極める事態に。個人の闇と組織の闇、ヒロインの泉を軸に、驚くべき真相が明らかになっていく。久しぶりに、柚木裕子らしいタッチの作品で面白かった。2025/01/21
ケイ
97
前作よりワクワクした感じが強い。本人が刑事になったからだろうか。最初の入り方など、場面が浮かび、その中に自分も入り込んで一緒に尾行している気分になった。そう、文が脳内で鮮やかに再生されるのよね、柚月さんのはなしは。だから、これは余計だなと感じる文も散見され、些かクドく感じることもある。最後は、いくらなんでも無理があった。その場面に持っていきたいがために誂えた舞台だという感じが拭えず。しかし……この次が読みたいですね、柚月さん。2024/11/23
ゴルフ72
84
痛いくらいに進んでいくこの物語。森口泉ついに警察官! 機動分析係の上司黒瀬、暗い過去を持っている。そんな部分を泉にも感じたのかも⁉そんな二人が署内の金庫から消えた約1億円の行方をチームは一つになって追及していく。まさにノンストップな警察物語2024/06/10
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