出版社内容情報
氷点下40度×放射能
極限サバイバルが今始まる!
核実験に巻き込まれた7人の調査員。
北極海で孤立した彼らの運命は――
資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。
通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。
大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。
内容説明
資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のため、六人の仲間とともに北極の基地にいた。ある日唐突に行われた北極海での核実験。その結果外部と連絡が取れなくなり、移動もままならず、燃料と食料も減り、ついに精神を蝕まれる者まで現れてしまう。やがて郷田たちは大国の思惑による核実験だったと知って…。氷の世界から生きて生還することは出来るのか。
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールの冒険・謀略小説、重厚で緻密な警察小説を構築し、多くのファンを抱える実力作家。2021年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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