徳間文庫<br> 漣のゆくえ―とむらい屋颯太

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徳間文庫
漣のゆくえ―とむらい屋颯太

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198947705
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

生きていてほしかった。
死者が残した未練や無念
生者が抱えた哀惜や苦悩を描く。
とむらいの物語、第二弾!

第一章 泣く女
材木商木島屋の若旦那が亡くなった。
葬儀のとき、颯太は昔馴染みの女に
声をかけられる。お艶が来たということは、
賑やかな葬式になる――。?

第二章 穢れ
見ず知らずの男の弔いをお願いしに来たおきよ。
今朝「お前さんの父親だ」と亡骸を
置いていかれたばかりだという。?

第三章 冷たい手
あたしが眠っている傍で、母親が自ら命を絶った。
割り切れぬ想いを抱えながら
お吉は生きるために身体を売る。?

第四章 お節介長屋
終の住処として越した長屋は、
五十もの世帯がありうるさい。
ひとり静かに死にたい福助の事情とは??

第五章 たぶらかし
ある処から亡骸を引き取りすぐに
荼毘に付してほしいと言われる。
奇妙な依頼に違和感を覚えながらも
颯太は引き受けるが――。?

第六章 漣の行方
母を死なせた侍をついに見つけた。
浮足立つおちえを颯太はたしなめる。
二人の前に当の侍が現れ――。

<とむらい屋で働く人々と仲間たち>
颯太:新鳥越町二丁目の弔いを扱う葬儀屋の店主。十一歳で葬儀屋になると決意する
おちえ:母を颯太に弔ってもらって以降
居座るおせっかい
勝蔵:早桶職人。はじめてつくった棺桶は
妻のものだった
正平:勝蔵の弟子で同じ長屋に住む
寛次郎:筆が得意な雑用がかり
道俊:寺に属さない、渡りの坊主
巧重三郎:水死体を見るのが苦手な医者
韮崎宗十郎:北町奉行所の定町廻り同心

第一章 泣く女
第二章 穢れ
第三章 冷たい手
第四章 お節介長屋
第五章 たぶらかし
第六章 漣の行方

内容説明

颯太の営むとむらい屋は葬具の貸し出しはもちろん、弔いも執り仕切る。人の死には様々な事情が絡み、公にしたくない死もあれば賑やかに送りたい死もある。自ら命を絶った母の葬送、ひとり静かに死にたい男の葬式、亡骸をすぐ荼毘に付してほしいという奇妙な依頼も。ある日、仲間のおちえが自分の母を死なせた侍を見つけ浮足立つが―。残された者の望みを叶えてやるのがとむらい屋の生業。

著者等紹介

梶よう子[カジヨウコ]
東京都生まれ。2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。08年『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、同作にてデビュー。16年『ヨイ豊』で直木賞候補となり、同作品が歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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