出版社内容情報
江戸で起こる一連の怪異は、伝説の怪僧・天海の遺した「秘宝」と関わりがあった! 『陰陽師』著者が贈る異色の時代活劇小説!
内容説明
謎の辻斬り、不死身の犬を従えた黒衣の男「大黒天」、さらなる凶行に及ぶ強盗団「不知火」。不穏きわまりない状況の中、異能のからくり師・吉右衛門と剣豪・十三は、一連の怪異が、江戸を守護する伝説の怪僧・天海の遺した「秘宝」と関わりがあることに気づく…。その正体は?そして秘宝の在処は、はたしてどこに!?驚天動地の幕切れを迎える、時代伝奇小説の白眉。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。77年、「カエルの死」で作家デビュー。多くの人気シリーズを持つ。89年、『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞を受賞。98年、『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞を受賞。また同作で12年に吉川英治文学賞を受賞。17年に菊池寛賞、18年に日本ミステリー文学大賞を受賞。18年、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かずぺん
2
想定外のエンディングでした。2022/08/08
しゅう
1
時代劇とSFがうまく重ならない。C2023/08/14
あきのぶ
1
以前、徳間文庫とはべつの版元ので読んだと気づいたのは下巻の半ば過ぎ。2022/05/21
tomite
0
上下巻を読んでの感想は、この作品は夢枕獏による同人誌であると言う事。書きたいものをひたすら書いた。その場の勢いで暴走して書いた。作者も制御出来ていない。所々でおかしな表現、明らかな矛盾。あまりにもご都合主義が入っているのはその為か。この結末も当初のプロットから離れているのでは。なんにせよ、商業媒体で発表、販売するには物語の展開が雑かなぁ。人それぞれ受け方は違うと思いますが、自分には合いませんでした。最後に一言。衰えたな、獏!!2023/10/31
北刻堂
0
盗賊団「不知火」が狙う天海の秘宝の在処に向かうこととなった吉右衛門。人質に取られたお千代を救出すべく、手持ちのからくりを次から次へと繰り出すのだが・・・え、それってロボットじゃないの?それも自律型だぞ!! 戦車まがいの乗り物まで出てくるぞ!? おいおい、これ、江戸時代の話だろ? と,どんどんエスカレートし始めて、最後は「これってSFだったんかい!!」 何故か読みながら頭の中でスーパージェッターのテーマ曲が流れ始めてしまったよ ♫未来の国からや~てきた、知恵と力と勇気の子ぉ~♪2023/03/01