徳間文庫<br> 14歳、夏。

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徳間文庫
14歳、夏。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198946678
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一トン近くある巨大馬が自分と同じくらいの重さの橇を引いてアップダウンのあるコースで競うばん馬。完走できず砂の中に膝をついたまま動けなくなる馬もいるほど過酷な競馬だ。これは、ある一頭の馬と傷ついた心を抱える都会の少年との出会いと別れの物語。

いのちは、なぜ失われるんだろう…コロナ禍で慌ただしい医療現場で生と死の現実を見せつけられている研修医持田友親は、十数年前の夏、北海道で過ごした日々に思いを馳せる…。

おまえ、十日間ほど帯広の祖父ちゃんの家に行きなさい。突然両親に言われて北海道帯広に来ることになったトモ。祖父ちゃんの家にはでっかい馬がいた!ばんえい競馬で活躍して種牡馬となっているタイコだった。馬は経済動物だからという祖父ちゃんの口癖の意味はよく分からなかったが、高齢だけど今度の草ばんばで若馬を蹴散らして勝つ!という同い年のいとこヤスとともに熱心に世話をする。するうちに、いつしかタイコと心が通い合ったような気になるトモ。なんだか両親が離婚するらしくて…と語りかけると、潤んだ大きな黒い瞳で見つめながら鼻を寄せてくるタイコ。その大きな顔の温かさでどれだけ心が癒されたことか。レース当日、メインレースに登場のタイコ。ライバルは現役のダイチと引退したばかりのキングジョー。三頭は白熱のレースを繰り広げるが…。祭りの後の突然の別れ。経済動物ってなんだよ!大切な命じゃないかよ!それでいいのかよ!あの夏の最後、トモは声が枯れるほど叫び、そして沈黙した。

離婚した母に連れられ実家に帰ったトモは、医者になろうと決意した。いのちとは何かを見つめるために。一頭の馬との出会いと別れを経験した少年は、確実に大人への階段を昇ったのだ。

内容説明

コロナ禍、命と向き合う修羅場で、若き研修医持田友親は想いを馳せる―。命をはぐくむとはどういうことか 大切な命がなぜ失われねばならないのか それを教えてくれ、ちょっとだけ自分を大人にしてくれた、あの夏の十日間。北海道帯広の大地で、橇をひくでっかいばん馬タイコと、世話をする爺ちやんや従兄のヤスと過ごした日々。青空と砂埃に希望と哀しみがあった。(ばん馬三部作最終章!文庫オリジナル)

著者等紹介

鳴海章[ナルミショウ]
1958年北海道生まれ。91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。2018年からは池寒魚名義で時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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高箸やすめ

2
鳴海先生作品は、やはり雪に願うことの原作が好きだったので、今回ばんえい競馬を題材にしたものが読めると楽しみにしてたんだけど、そういうことではなかった。それが残念ということではなく、お気楽に読めなかったというだけで、とても大切なことが詰まってました。2021/10/17

ポール

1
主には主人公が夏の北海道でばん馬とその家族と過ごす話。命の大切さは分かるけど…正直、ダラダラ長かった。エピローグとの繋がりも微妙。2023/05/12

パーやん

1
木村友親、14歳。中二の夏休みに突然、祖父の暮す帯広の農家に送られる。同じ歳の従兄弟、ヤスは老愛馬トキノタイコーの手綱をとりばんえい競馬で勝つ事を目指していた。無理を強いれば馬は倒れる、勝てなければ屠殺される。ジレンマの中でヤスとタイコの選択は...。タイコとの生活を通して友親は命の尊さを学ぶが、この体験が医師となる友親の財産となる事を信じます。しかし、内容の割に話がちょっと長いかなぁ。2021/08/26

いちと

0
こちらも目が合ったシリーズ。 14歳という多感で揺らぐ少年の、夏の体験。 《現代》の物語の中で語られる想い出話のような本編のありようが魅力的。2022/05/14

中山バスター

0
一トン近くある巨大馬が橇を引いてで競うばん馬。完走できず砂の中に膝をついたまま動けなくなる馬もいるほど過酷な競馬だ。これは、ある一頭の馬と傷ついた心を抱える都会の少年との出会いと別れの物語◆輓馬をテーマにしてくれるのは競馬ファンとしてはありがたいのだけど、競走馬の死や負ければ馬肉ということを平気で書くのはフィクションとはいえ萎えます。物語の方も輓馬以外のことが多く、ダラダラしてる印象。厚さの割に読み応えはない。2021/10/29

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