出版社内容情報
この町から逃げ出したい! 現代の少女群像を描く、さわやか推理。
内容説明
山あいの田舎町に三週間だけ映画の撮影隊がやってきた。ビッグニュースに町は沸く。地元の高校演劇部にも声がかかり、部長の法子もスクリーンデビューすることに!撮影が終わったある夜、演劇部の後輩克枝が夜中の保健室に明りを見つけ、近づくとそこには男女の姿があった。その二人が誰だったか法子に話す直前に克枝は殺されてしまう!高揚していた町は不思議な沈黙に包まれ―。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katsubek
32
さらりと読めるのは、赤川作品のよい点でもあり、物足りなさを感じさせるところでもある。ふわっと読む(もちろん、ミステリーとして注意深く読む)のが、ちょうどよい、ということだろう。2022/07/09
キリン
9
やっぱり読みやすくってイイ。おー、こんな結末が待っていたとは!2022/01/31
リリパス
6
簡単に書くと、「のどかな田舎町に、映画のロケスタッフと、映画に出演する大スターとヒロインがやってきて、映画の撮影をすることになり、町は大騒ぎ!!!あっという間に、撮影期間の3週間が過ぎ、ロケチームは、撮影を終え、帰って行った。そんな時、町で、とある事件が起き・・・・」というお話。読みやすい文章で、サクサク読めます。2021/06/29