出版社内容情報
1768年、パリで娼婦の残虐な殺人事件が起きた。特殊任務についた警部マレーが殺人事件の裏に潜んだ陰謀を暴く!
内容説明
1768年。革命前の爛熟したパリ。悪名高き青年侯爵サドが事件を起こし、被害女性が高等法院に告訴するらしい。パリ警察で、放蕩貴族を監視する特別任務につく私服警部マレーはその醜聞を揉み消す命を受ける。一方、セーヌ川で惨殺死体が発見された。それは、5年前サドの「悪魔の遊戯」の相手としてパリ中にその名を知られた女工だった…。革命的警察小説の傑作!
著者等紹介
真梨幸子[マリユキコ]
1964年宮崎県生まれ。2005年『孤虫症』(講談社文庫)で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。11年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』(徳間文庫)が大ヒット。その続篇『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』(徳間文庫)も話題になり、シリーズ累計発行部数60万部を突破した。嫉妬や執着など生々しく描かれる複雑な人間心理や、最後の最後まで気が抜けない驚きの展開に、中毒になる読者が増えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
88
18世紀のフランス、汚物と汚泥にまみれた街。そこで起こるある娼婦の惨殺事件。かのサド侯爵の事件を調べていたパリ警察のマレー警部。マレーが辻馬車の中で見つけた腐敗したある物が最後までこの事件のキーワードの一つとなる。殺されたジャンヌの過去を追うマレー警部。当時のフランスの腐りきった風俗、街、人の中で彼女がどう生きてきたのか。周囲の人間たちの特異さもあってストーリーにどんどん惹かれて行く。真相は割とあっけないものではあるが、彼女の事件そのものが当時のフランスを表現しているようでそれも怖い。革命はその21年後。2022/04/13
坂城 弥生
49
表紙はラノベっぽいイラストですが、内容はかなりエグい…2021/07/07
へいぞー
4
これ、真梨さん?ラストあたりの展開にはらしさがあるものの、全体的には普通に面白い時代小説でした。ただ、最後が駆け足過ぎてちょっと物足りないかも。2021/09/10
KG
4
この作家さんの作品は、人の暗部を描くイヤミスだから読んでしまうのだと思っていた。本作の少し前から思っていたことではあるが、イヤミスだから面白いのではなく、実は読ませる文章だからなのではないかと。本作は歴史的事実を背景にしたフィクションらしい。主人公のマレー警部とともに無惨な殺人事件を追うことになる。そしてこの結末はあまりにも残酷だった。けど、今のコロナ禍の報道を見ていると、いつの時代も人はこうなのかもしれないと思えてしまう。最後の預言者と呼ばれた人物の言葉は印象的だった。ただ、あいまいな言葉を授けるだけ。2021/06/26
fumiyo97081230
2
面白かった。サド侯爵の話、藤本ひとみさんの小説と比較した〜い。内容は違うけど、歴史物の話好きなんだよなぁ! 読んだリストをチェックしてたら、2011年9月に「パリ黙示録1768」で、読んでました。覚えてなかった。一度読んだ本は覚えてる方だと思ってただけに、ちょっとショック。2021/05/22




