出版社内容情報
各地で起こる異変や悪事に対応するため、将軍家斉に諸国悪党取締出役を任ぜられた飛川角之進。
じつは彼は将軍の御落胤。
「能登の沖に暗雲あり」との託宣が出たと、幕府の影御用を務める宮司の大鳥居大乗から告げられ、若年寄から現地に赴くように命ぜられた。
冬は陸路が厳しく、補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに、協力してくれる大坂の廻船問屋の船に便乗し、北回りで行くことに……。
書下し痛快時代小説、第三弾!
第一章 焼け焦げた地図
第二章 千都丸出航
第三章 蝦夷地廻り
第四章 能登まで
第五章 黒鳥の群れ
第六章 幻の船
第七章 秘法と渦
第八章 闇と御燈明
第九章 渦の向こうへ
第十章 夢の中の都
第十一章 千都丸帰還
終章 うつつの船
内容説明
各地で起こる異変や悪事に対応するため、将軍家斉に諸国悪党取締出役を任ぜられた飛川角之進。じつは彼は家斉の御落胤。「能登の沖に暗雲あり」との託宣が出たと幕府の影御用を務める宮司の大鳥居大乗から告げられ、若年寄から現地へ赴くように命ぜられた。冬は陸路が厳しく、補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに、協力してくれる大坂の廻船問屋の船に便乗し、北廻りで行くことに…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て、専業作家になる。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、幅広いジャンルの作品を発表。2008年『火盗改香坂主税 影斬り』(双葉文庫)で、時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。