徳間文庫<br> 緋友禅―旗師・冬狐堂〈3〉

個数:
  • ポイントキャンペーン

徳間文庫
緋友禅―旗師・冬狐堂〈3〉

  • 北森 鴻【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 徳間書店(2021/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月28日 12時58分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198946159
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しくも残酷な世界に渦巻く欲望

〝トラブルメーカー〟で孤高の骨董商が巡り合った4つの事件

古美術に関わる人間の凄絶な生き様

偶然立ち寄った画廊で、見事な緋色のタペストリー
に惚れ込んだ骨董商の陶子。現金で百二十万円を支
払い、全作品を引き取る約束をしたものの、いつま
で経っても作品が届かない。アパートを訪ねると作
家は死亡、作品は消えていた(表題作)。陶子の師
匠にあたる男が自殺。その死を不審に思い、彼の足
取りを追う(「陶鬼」)。古美術に関わる人間の底
知れぬ執念と業の深さを描いた全四篇。

(解説 大倉崇裕)


〈目次〉
陶鬼
「永久(とわ)笑み」の少女
緋友禅
奇縁円空

解説 大倉崇裕

内容説明

偶然立ち寄った画廊で、見事な緋色のタペストリーに惚れ込んだ骨董商の陶子。現金で百二十万円を支払い、全作品を引き取る約束をしたものの、いつまで経っても作品が届かない。アパートを訪ねると作家は死亡、作品は消えていた(表題作)。陶子の師匠にあたる男が自殺。その死を不審に思い、彼の足取りを追う(「陶鬼」)。古美術に関わる人間の底知れぬ執念と業の深さを描いた全四篇。

著者等紹介

北森鴻[キタモリコウ]
1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、95年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。99年『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。骨董や民俗学、料理や酒、明治初期の歴史など、広範な知識を生かし、端正な文章で綴られたミステリーで人気を博す。2010年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
北森さんの冬狐堂シリーズの3作目です。短篇集なのでこちらから先に読んでいます。絵画修復師シリーズを読んだのでそこに若干登場するこの女性旗師の話を再読しました。萩焼や埴輪あるいはこの本の題名となっている染の話などがありますが、最後の中編ともいえる「奇縁円空」の話が一番楽しめました。円空仏が十二万体もある、ということに驚きました。また木地師という仕事もあって古い建物から木材をとりそれに彫刻を施し、風雨にさらしていかにも時代物に見せる、という興味ある話でした。旗師というのは個人商店の様なものなのですね。2023/07/04

五右衛門

53
読了。旗師冬狐堂シリーズ第三弾。立て続けに読んでます。相変わらず面白いです。けれど短編集のほうが切れがあるように思います。どの短編もほろ苦さがありけれど陶子さん毎回仲間たちに助けられながらも負けませんよね。どんどん強くなってるような。以前の登場人物も出てきて懐かしかった。いよいよシリーズ最終巻に❗いや~北森短編集って本当に良いデスヨネ。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。2022/01/14

ぽんすけ

21
冬狐堂シリーズの短編集。今回は陶子が酷い目に合わなかったので(物理的にも精神的にも)安心して読めた。表題作の『緋友禅』では職人の執念と狂気と儚さと愚かさを感じられて短編なのに読みごたえがあった。『「永久笑み」の少女』では掘り師という仕事?があると初めて知った。発掘品を傷つけないように途中から自分の手だけで掘り進めるとか尋常じゃない。だけどそれだけ発掘品への強い想いがあるということか。すごいロマンではある。そして『奇縁円空』、円空仏を巡る贋作殺人。1巻で出てきた味のある銘木屋の大槻さん好きだったのに…涙2022/08/22

きき

20
冬狐堂シリーズの、今回は4つの骨董を巡る短編集。魅力ある骨董であればある程、私利私欲の鬼と化す人間の愚かさが生々しく描かれていて、だけど一つの綻びからどんどん事件の解決へと繋がっていくのが気持ちよくて一気に読んでしまった。冬子さんが硝子さんから堂々と「トラブルメーカー」と呼ばれてしまっているのがなんだか可愛くて笑ってしまったけれど、探偵さながらの行動力で華麗に動き回っていくのが格好良くてうっとり。行動力のある女性、好きだなあ。表題作の「緋友禅」が個人的に一番好きだった。2022/04/01

マッピー

19
今回の冬孤堂シリーズは短編集。骨董の取引に関わるあれこれがテンポよくわかるので、短編のほうが面白いかも。と思いながら読んでいたのに、犯罪に巻き込まれる陶子の反撃は、長編のほうが読みごたえがある。だから四作品のうちで一番長い『奇縁円空』が一番よかった。刑事たちも言っている通り、陶子の周りは人が死に過ぎるんだけどさ。でも、そのものが持つ本質的な美にひきよせられる感性っていうのに私は惹かれる。心血を注いで作られた「緋友禅」。誰に真似することもできない、唯一無二の色。表題作の業の深さに、鳥肌もの。2023/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17183235
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。