出版社内容情報
夭折の天才作家・北森鴻が精魂を傾けて書いた古美術ミステリー。シリーズ第2弾。
内容説明
骨董の競り市で落札した二面の青銅鏡。そのうちの一面が、謎に満ちた三角縁神獣鏡にすり替えられていた。骨董商という立場を忘れ魔鏡に魅入られた陶子だったが、盗品だと分かり真の所有者に返すことに。しかし、彼女に魔の手が。絵画の贋作作りの疑いをかけられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰?満身創痍で調査を進めると、歴史の闇が隠れていた…。手に汗握る古美術×歴史ミステリー。
著者等紹介
北森鴻[キタモリコウ]
1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、95年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。99年『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2010年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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