出版社内容情報
新潟県・奥只見温泉郷の大湯ホテルは。スキーと温泉を楽しむ客で賑わっていた。
そこに、運命の糸にみちびかれたような邂逅があった。
出版社に勤める牛久保夫婦と千明多美子、画家の沼田秀堂と彼の愛人の夫・佐倉恒之助、鯰江彦夫と柏原一江という人たちの出会いであった。
そして、事件が起きた。
スキーバスが川に転落し、五人の死者が出たが、多美子は銃殺されたいたのだ。
長篇本格推理。
プロローグ
第一章 暗い邂逅
第二章 雪の危惧
第三章 転落の光景
第四章 目撃者の死
第五章 死のある風景
第六章 裸婦の告発
第七章 病室の疑惑
第八章 第三の死
第九章 凌辱の殺意
第十章 追尾の罠
第十一章 側方の無視
第十二章 良人は殺人者
エピローグ
内容説明
娘・可奈子の休みに合わせ、急遽妻と家族三人で新潟県の奥只見温泉郷へ行くことにした牛久保。スキーと温泉を楽しむ客で賑わう宿泊先のホテルで、彼は二度と会いたくないと思っていた千明多美子に遭遇した。他にも画家の沼田とその愛人の夫ら、様々な事情を抱えたものたちが集うなか、事件が起きる。スキーバスが転落し、五人が死亡。そのなかに多美子がいて、絞殺されていたのだ。
著者等紹介
中町信[ナカマチシン]
1935年1月6日、群馬県生まれ。早稲田大学文学部卒業。1988年に「闇の顔」で第1回双葉推理賞候補になる。『新人賞殺人事件』(後に『模倣の殺意』に改題)で単行本デビュー。叙述トリックを得意とする。2009年6月17日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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