出版社内容情報
これぞ剣客小説の醍醐味! 門田泰明時代劇場の原点!
内容説明
明暦の大火で江戸が灰燼に帰し、復興が急がれる徳川四代将軍家綱の世。「水野」姓の幕臣が凄腕の何者かに次々と斬殺され、老中にまで暗殺の手が伸びた。そうしたなか、素浪人でありながら念流皆伝の若き剣客・宗重が事件を探索するため市中を駆け巡っていた。やがて、背後に紀州徳川家の影がちらつき始めた…!?娯楽文学の王道を貫く門田泰明時代劇場の原点!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
92
ひぐらし武士道 大江戸剣花帳(上) 2020.01発行。字の大きさは…小。 素浪人でありながら念流皆伝の若き剣客・宗重が事件を探索するため市中を駆け巡って…。 此度は、紀州徳川家初代頼宣が浪人救済と家臣団充実を目的として、諸国の浪人を厳選して積極的に登用してきたことが裏目に出て、由井正雪の乱、振袖火事にその浪人たちが加わり…。 自由奔放に剣を使い、凛々しい宗重を見ていると爽快です。そして脇を固める生母・阿季、剣の師匠・観是慈圓、恋心を秘めたお咲がいい味を出しています。 次は、下巻が楽しみです。2020/05/07
よしぜん
0
明暦の大火の復興中の四代将軍家綱の世、元大老、酒井讃岐守忠勝の子、宗重が、水野姓の幕臣が連続に襲われる事件の探索に。柳生家、紀州徳川、尾張徳川、将軍とも関わりながら、町方や町人たちを味方にしながらも、事件は大きくなっていく。 門田泰明時代劇場って言えば、その通り。そして、似ているって言えば、そういうこと。2021/03/16
goodchoice
0
この主人公、スッキリ爽快か感じで、とても気持ちよく読める。下巻が楽しみだ。2020/03/07