出版社内容情報
剣戟小説の第一人者による書下ろし長篇
内容説明
旗本と町人が下谷車坂町で斬殺された。旗本は一太刀のもとに斬られ、町人は短刀で刺されていた。異なる得物は下手人が複数いると暗示していた。銀次は探索に乗り出す。死んだ二人は博奕好きで、浅草界隈の賭場に出入りしていた。旗本は賭場を「怖い赤鬼のいるところ」と話していたらしい。数日後、浅草の岡っ引きが斬り殺された。「赤鬼」を追って聞き込みの最中だったという。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jima
4
賭場の赤鬼。2025/08/16
犀門
2
No.136★★★★☆捕物話はもう存分に読んで来たが、これはこれで面白い。やはり主人公と仲間のキャラ次第だな。それと、第2巻『鬼の隠れ蓑』を読み逃してるのだが、近隣の図書館でも発見出来ず。二駅先まで遠出するか…。2019/10/07
goodchoice
0
このシリーズは安定した内容で結構気に入っている。ワンパターンとか言って仕舞えばそれまでだが。捕物帳にはそういった流れが必要と思う。奇をてらった筋立てより安定したものが、そう水戸黄門ばりの鉄板筋がよい。2019/09/19