出版社内容情報
誘拐された弓江を取り戻すため、敵陣に乗り込む鷹矢。果たして弓江は無事なのか? そして暗躍しているのは一体誰なのか?
内容説明
許嫁の弓江が攫われた。目撃者の話によると、敵は南禅寺の近くを根城にしているらしい。弓江はそこに拉致されている可能性が高い。目星をつけた禁裏付の東城鷹矢は、剣の遣い手、檜川とともに現場へ急行する。待ち受けていたのは、京の闇を牛耳る恐るべき戦闘集団「四神」だった―。女を拐す卑怯千万な外道は許さぬ。鬼と化した鷹矢が太刀を抜いた。血がしぶき肉が舞う死闘の行方は!?
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
80
禁裏付雅帳「混沌」8巻。許嫁の弓江奪還、檜川さん大活躍、鷹矢さん、剣もさることながら、駆け引きなかなか強かになってきました、公家、徳川、商人も絡んでますます混沌と、弓江、温子の静かな女の戦いも、次巻が待たれます。2019/07/22
mam’selle
9
公家、大坂商人に幕府の出先機関の間の思惑が交錯する正に混乱の巻でした。2019/04/22
jinya tate
7
図書館本。上田作品の中では、主人公がわけも分からず問題の渦中に放り込まれ、刺客や忍に襲われながらも成長していく作品が好きです。 京都、御所の禁裏付として赴任。今巻は京の闇の勢力を退けながらも同僚の裏切りに合うところまで。2023/01/03
蕭白
6
敵があんまり強くなさそうで拍子抜けしました。一応、最後まで付き合いたいです。2019/12/05
だいゆー
3
(^^2019/04/12