出版社内容情報
藩政巡る熾烈な闘いに巻き込まれ、家族とともに女とて闘う!清廉な男と凛とした女。葉室麟が描き続けた理想の人々がここにいる。九州豊前の小藩、小竹藩の勘定奉行・澤井家の志桜里は近習の船曳栄之進に嫁いで三年、子供が出来ず、実家に戻されている。近頃、藩士の不審死が続いていた。現藩主の小竹頼近は養子として迎えられていたが、藩主と家老三家の間に藩政の主導権争いの暗闘が火を噴きつつあった。藩主が襲われた時、命を救った木暮半五郎が志桜里の隣家に越してきた。剣を紐で縛り”抜かずの半五郎”と呼ばれてきた男が剣を抜く時! 小藩の藩政を巡る攻防と志桜里の思い。
葉室麟[ハムロリン]
著・文・その他
内容説明
九州豊前、小竹藩の勘定奉行・澤井家の志桜里は嫁いで三年、子供が出来ず、実家に戻されていた。ある日、隣家に「抜かずの半五郎」と呼ばれる藩士が越してくる。太刀の鍔と栗形を紐で結び封印していた。澤井家の中庭の辛夷の花をめぐり、半五郎と志桜里の心が通う。折しも小竹藩では、藩主と家老三家の間で主導権争いが激化していた。大切な人を守るため、抜かずの半五郎が太刀を抜く!
著者等紹介
葉室麟[ハムロリン]
1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者を経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞受賞。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞。2012年、『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。2016年『鬼神の如く 黒田叛巨伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。2017年12月23日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
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