徳間文庫<br> ロゴスの市

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198944001
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かくも、言葉と闘った男と女がいた! 男は言語の海を渡り、女は実世界に立ち向かう。現代が舞台の傑作長篇。これぞ編集者冥利!「肺がこんなきれいな空気で満たされた恋愛小説、初めて読んだ気がする」と書評家・温水ゆかりさんが絶賛した
傑作恋愛小説!
昭和55年、弘之と悠子は、大学のキャンバスで出会う。その後、翻訳家と同時通訳として、二人は闘い、愛し合い、そしてすれ違う。数十年の歳月をかけて、切なく通い合う男と女。運命は苛酷で、哀しくやさしい。異なる言語を翻訳するせめぎ合い、そして、男と女の意表をつく”ある愛のかたち”とは?

乙川優三郎[オトカワユウザブロウ]
著・文・その他

内容説明

1980年、大学のキャンパスで弘之と悠子は出会った。せっかちな悠子と、のんびり屋の弘之は語学を磨き、同時通訳と翻訳家の道へ。悠子は世界中を飛び回り、弘之は美しい日本語を求めて書斎へ籠もった。二人は言葉の海で格闘し、束の間、愛し合うが、どうしようもなくすれ違う。時は流れ、55歳のベテラン翻訳家になった弘之に、ある日衝撃的な手紙が届く。切なく狂おしい意表をつく愛の形とは?第23回島清恋愛文学賞受賞作!

著者等紹介

乙川優三郎[オトカワユウザブロウ]
1953年東京都生まれ。96年「薮燕」でオール讀物新人賞を受賞。97年「霧の橋」で時代小説大賞、2001年「五年の梅」で山本周五郎賞、02年「生きる」で直木三十五賞、04年「武家用心集」で中山義秀文学賞、13年「脊梁山脈」で大佛次郎賞、16年「太陽は気を失う」で芸術選奨文部科学大臣賞、17年「ロゴスの市」で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

75
新年一冊目を飾るにふさわしい素晴らしい本だった。磨かれた言葉と美しい文章に魅せられて、乙川さんの才能にあらためて魅了された。恋愛小説として堪能したのはもちろんのこと、翻訳家・同時通訳という知っているようで知らなかった職業にも興味が尽きない。私の言語では作品の魅力を伝えきれないので、読んでいただきたいオススメの一冊。2019/01/08

niisun

31
乙川作品は初読みです。語学科で英文学を学ぶ大学生の男女が、“ロゴス”を生業にする翻訳家と通訳という夢を実現させていく中で、互いの人生を複雑に交錯させていく物語。どちらも他言語を日本語に変換する生業ですが、必要な能力、知識、心構えが、こうも違うのかと感心しきり。2人のスレ違い物語は多少凡庸な気もしましたが、翻訳家のお仕事小説としての魅力が溢れています。主人公が翻訳の機会を逃した作品が『停電の夜に』という邦題で世に出る場面は、創作ながら臨場感がありました♪巻末の解説が『停電の夜に』の訳者というのも良いですね♪2018/11/13

ロマンチッカーnao

26
一人の翻訳家が成長していく物語。翻訳家が主役の本って始めて読みました。大学生の時に初めて洋書専門の編集者に出会い翻訳してみて、言葉と格闘する。そこで、自分は翻訳家として生きていきたいと思う。真摯に言葉に向き合っている姿が読書好きにはたまりません。恋人は通訳。通訳と翻訳似て非なる職種の二人の対比によって言葉とは何か、日本語とはどんな言語なのか、深く考えさせられます。本好きにはたまらない一冊でした。恋愛小説としても良いですね。2019/06/30

minami

26
言葉の美しさ際立つ作品でした。「文学は私たちの重要な栄養素でもあるの」「なぜ翻訳をするのか。作家の頭脳と慧眼を借りて、一行ずつ新しい文章の糸で世界を繋ぐのが翻訳」 大学でサークル仲間だった、同時通訳の悠子と翻訳家の弘之の恋愛小説でもあるけれど、圧倒的な言語の海に溺れました。単行本で読みましたが、皆さんのレビューで文庫の解説も読んでみたいです。言葉は選んで使わないといけない。上質な本に出逢えました。2019/01/05

ちろ

25
乙川さんの長編小説、そして恋愛小説も初めて読んだ。とってもよかった! 言葉のもつ美しさと力に胸を揺さぶられました。乙川さんの描く老い、いつも心に染み込んできます。2019/04/10

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