出版社内容情報
楽して痩せたいと思うのは今も昔も変わりなし。人気時代作家・風野真知雄が軽妙洒脱に綴る「読む落語」シリーズ第二弾。白雪神社のお札を拝むと必ず痩せる――ふたり揃ってでっぷり太った幼なじみのお竹とお松。大好物の甘味を控えず楽して痩せようと、近所で評判の「痩せ神さま」に出向く。玉串料は一両! 怪しげな神主・安倍長明の「この神様は金持ちにしか効かない」という方便を信じたふたりはお札を持ち帰り、毎日拝み続けるが……。表題作ほか、人気時代作家が軽妙洒脱な筆致で描く「読む落語」シリーズ第二弾!
風野真知雄[カゼノマチオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
10
大江戸落語百景の第二弾。2019/11/09
ひさか
9
2012年1月朝日文庫刊。シリーズ2作目。2018年7月徳間時代小説文庫化。10の短編。艶噺めいた落ちもありますが、あまり落ちにこだわっていないなと感じる部分もありました。2018/09/24
こうちゃん
7
一話、一話が、お昼休みに丁度よい。おちさげに意味がイマイチわからないのもあるけど、気軽に読めます。2020/11/26
Genzoh Minamishima
3
前作同様に、ほのぼのとした感じが妙に心地よい。しかし、落としの部分は前作よりキレがない感じがした。でも、作者さんをかなり気に入ったので、他の作品にも手を出したく<穴>シリーズを購入!楽しく読了!2018/07/16
まいAMI西
1
時代小説でも面白い作者だが、新作落語っぽいこのシリーズもユニークで一気に読めた。2021/12/19