徳間文庫 徳間時代小説文庫<br> 師走の扶持―京都鷹ヶ峰御薬園日録

個数:
電子版価格
¥715
  • 電書あり

徳間文庫 徳間時代小説文庫
師走の扶持―京都鷹ヶ峰御薬園日録

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 15時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198943547
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幕府直轄の薬草園で働く女薬師・元岡真葛が、持ち前の聡明さと豊富な知識で心身の悩みを解きほぐす。シリーズ第二弾。師走も半ば、京都鷹ヶ峰にある藤林御薬園の懸人、元岡真葛のもとを亡母の実家、棚倉家の家令が訪れた。若殿の祐光が咳病で寝ついており、真葛に往診を頼みたいという。真葛の祖父である棚倉家の主、静晟は娘の恋仲を許さず、両親が亡くなり独り身となった真葛を引き取りもしなかったが……。持ち前の聡明さと豊富な知識で人びとの悩みを解きほぐす女薬師の活躍。『若冲』『火定』等でいま最も注目される歴史小説家の時代連作集。シリーズ第二弾。

澤田瞳子[サワダトウコ]
著・文・その他

内容説明

師走も半ば、京都鷹ヶ峰の藤林御薬園では煤払いが行われ、懸人の元岡真葛は古くなった生薬を焼き捨てていた。慌ただしい呼び声に役宅へ駆けつけると義兄の藤林匡が怒りを滲ませている。亡母の実家、棚倉家の家令が真葛に往診を頼みにきたという。棚倉家の主、静晟は娘の恋仲を許さず、孫である真葛を引き取りもしなかったはずだが…(表題作)。人の悩みをときほぐす若き女薬師の活躍。

著者等紹介

澤田瞳子[サワダトウコ]
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。専門は奈良仏教史。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で、本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

72
京都鷹ヶ峰御薬園日録の第2弾。「ふたり女房」同様、京都、鷹ヶ峯の薬草園を舞台に、そこで働く元岡真葛を主人公に据えた6つの話を収めた連作短編集。前作同様、真葛の聡明さと豊富な薬草の知識で、病める人を治していく。今で言う薬剤師だろうが、医師のような活躍も見せ、その活動ぶりは読んでいて気持ちがいい。収録されている作品は薬の話に留まらず、いろんなドラマが盛り込まれていて、そちらも興味深かった。自分は「火定」を先に読み、順番が前後してしまったが、「火定」に通ずる作品として、合わせて読むとより楽しめると思う。2018/12/12

はつばあば

51
今の時代にも通じる。女性への偏見と病に対する恐れ、医者の患者対する覚悟。すごく読み易くて、ちょっと軽く流れてしまいました^^;。電車の中で読んだのが悪かったのか忙し過ぎたのか。3巻が出たら1巻から再読してもう一度楽しませて貰うつもりですが、「師走の扶持」やっぱり母方の祖父、冷たい人じゃなかったのが一番嬉しい。これから真葛の恋とか、結婚とか・・キャリアウーマンのハシリとなるか。3作目を待っています2023/07/21

びぃごろ

12
京都を出たことのない真葛。一度諦めたものの小野蘭山に同行する採薬の旅二ヵ月を経験する。更にスケールアップし、真っ黒に日焼けも(笑)『山野草を摘む際は、一本の珍草も見逃すまいと地を這い、見知らぬ野草があれば里人を質問攻めにする』『採集と分類は車の両輪。ただ集めるだけでは役にも立たない。どのような場所に生え、どんな効能を有するのか体系づけて初めて、蒐集は意味を持つ』いいなぁ、真葛。憧れるなぁ。現在はここまでの刊行だが、物語はまだ続くそうなので楽しみに待ちます。父の行方に延島杳山との仲!2021/03/09

Totchang

12
本草学を駆使する眞葛が数々の事件の解を見出すというミステリー。前作に続き楽しく読み終えました。「瘡守」はそういう意味だったのかとショックを受けましたが、現代でも流行を続けているこの病気、今や抗生剤で完治するはずなのに感染が止まないのは素直に医者に行けないというこの作品の状態が続いているからと感じました。コノテガシワの葉っぱの裏表とか細かいところまで描き出すからこそ、真に迫ってくる作品になるのですね。その実「泊子仁」も生薬として使われるのは知りませんでした。しかし、乾燥しないの?との疑問が残りました。2020/01/15

ふぅ

11
江戸の滞在はあまり長くなく、京都鷹ヶ峰に戻る真葛。本作では「撫子ひともと」が面白かった、若い娘に真葛が振り回されてしまう、でも大人な対応だったなあと感心しきりです。「師走の扶持」は真葛の気持ちがいくらか晴れたのなら良かったと。その辺りのことや、真葛の恋も続きが気になります。楽しみに待ちます。2019/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12844623
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。