出版社内容情報
幕府直轄の薬草園で働く女薬師・元岡真葛が、持ち前の聡明さと豊富な知識で心身の悩みを解きほぐす。シリーズ第二弾。師走も半ば、京都鷹ヶ峰にある藤林御薬園の懸人、元岡真葛のもとを亡母の実家、棚倉家の家令が訪れた。若殿の祐光が咳病で寝ついており、真葛に往診を頼みたいという。真葛の祖父である棚倉家の主、静晟は娘の恋仲を許さず、両親が亡くなり独り身となった真葛を引き取りもしなかったが……。持ち前の聡明さと豊富な知識で人びとの悩みを解きほぐす女薬師の活躍。『若冲』『火定』等でいま最も注目される歴史小説家の時代連作集。シリーズ第二弾。
澤田瞳子[サワダトウコ]
著・文・その他
内容説明
師走も半ば、京都鷹ヶ峰の藤林御薬園では煤払いが行われ、懸人の元岡真葛は古くなった生薬を焼き捨てていた。慌ただしい呼び声に役宅へ駆けつけると義兄の藤林匡が怒りを滲ませている。亡母の実家、棚倉家の家令が真葛に往診を頼みにきたという。棚倉家の主、静晟は娘の恋仲を許さず、孫である真葛を引き取りもしなかったはずだが…(表題作)。人の悩みをときほぐす若き女薬師の活躍。
著者等紹介
澤田瞳子[サワダトウコ]
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。専門は奈良仏教史。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で、本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
はつばあば
びぃごろ
Totchang
ふぅ