内容説明
ラップは厳しい訓練を終えてCIAの極秘チームの一員となり、彼を暗殺者にするための訓練をしたハーレーと組んで任務にあたることになった。ラップとハーレーは互いに嫌い合う関係を築いているが、ふたりが敵への憎しみで一致団結している限り、それは問題のないことだった。けれど、最初の任務でラップはターゲットを消すことに成功したものの、それはハーレーの命令を無視した方法によるものだった。ハーレーはラップを危険人物と考え、チームには不要と考える。だが、CIAの上層部はラップを必要な人材と考えて…。
著者等紹介
フリン,ヴィンス[フリン,ヴィンス] [Flynn,Vince]
『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家。十四の作品を発表したのち、2013年に死去。ミネソタ州セントポールのセントトーマス大学を卒業し、ツインシティーズに暮らした
多田桃子[タダモモコ]
神奈川県生まれ。明治大学農学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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panam1927
28
★★★☆☆2018/07/10
スー
20
87敵の資金を奪い追い詰め仲違いまで持っていったのは良かったけど敵の反撃を受け決死の救出戦に突入し最後はロシアに恩を売る形で終る。読みやすくスラスラ読めるけどグレイマンシリーズほどのアクションも潜入のリアルさにとどかず悪役も物足りなくて残念。まだシリーズ最初なので続編に期待してます。2020/06/30
かんとり
4
新人の割には出来過ぎ感ありありの主人公だが、今後の成長に期待のキャラ出現かな。 脇を固める副本部長と老練なチームリーダーが、グレイマンのハンリーとザックにかぶる。 ヒズボラやファタハの悪役は安っぽく、リアルさを感じないが、シリーズ物として楽しみだな。2019/12/16
tai65
3
星4・52020/02/07
mike_sugino
3
もう直ぐ映画が公開されるということで、Kindle版で上下巻を読了。CIA工作員ミッチ・ラップを主人公とするシリーズの11作目ですが、年代的には最も最初でラップがCIAに入り、訓練を受け、実際に工作を担当するまでを描いている。アメリカっぽいスーパーマン的な活躍が鼻につくけど、90年代の中東の情景とかは良く描かれているね。2018/06/26