出版社内容情報
馬をも斬れる大太刀で騎馬武者からの攻撃を防ぐ斬馬衆。幕府隠密の襲撃から藩を守ることが出来るか!? 痛快娯楽剣戟!
内容説明
老中土井利勝はまだ安泰とはいえない徳川将軍家を磐石にすべく、外様大名の勢力を削ぎつつあった。次に狙うは関ヶ原の恨み残る信州松代真田家。取り潰しに追い込もうと策謀する。真田家では、老齢の信之から藩政を任された信政が老中の動きを察知し、斬馬衆、仁旗伊織へ命を下す。「公儀隠密へ備えよ」。老中、伊賀組、戦陣坊主らの権謀術数蠢くなか、刃渡り七尺の伊織の大太刀が閃く!
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
87
御楯 ー 斬馬衆お止め記(上)「新装版」 2018.02発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。 三代将軍徳川家光の治世下に、信州松代真田家を潰そうとする老中首座の土井大炊頭利勝と真田家を守ろうとする当主・真田信之の攻防の物語です。 真田信之は、戦陣で本陣に危機が迫ったとき、敵の騎馬隊の馬の足を大太刀で切り進撃を止める役目を負う斬馬衆・仁旗伊織を使い、襲い来る伊賀者、戦陣坊主を撃退する。それに真田の忍びで戸隠神社の巫女・神祇衆の飯篠新無斉の娘・霞が加わります。→2020/06/13
とし
75
斬馬衆お止め記「御盾」上巻。戦国の世の変わった役目、本陣に突入してくる騎馬隊の馬の脚を切断するだけの斬馬衆、時は流れ三代将軍家光の時代、真田家家臣斬馬衆ただ一人二旗伊織、外様潰しをを狙う老中土井利勝と伊賀忍び迎え撃つ伊織と真田忍び面白いですね。2020/02/14
klu
8
知恵伊豆もここでは悪役?真田は大変だったんだね!2018/11/08
わたしは元気
5
新しいお話。 真田のお話は、あまり読んで無いので、興味深いです。2021/07/08
Giyaman Teialuji
1
なかなか面白い。2023/02/17