徳間文庫 クリムゾンの疾走―南アルプス山岳救助隊Ｋ‐９

樋口 明雄【著】

徳間書店（2018/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 432p／高さ 15cm
• 商品コード 9784198943028
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

東京・杉並で起きた愛犬連続殺害事件。だがその裏にはさらに大きな犯罪の陰が。大藪春彦賞作家の書下しサスペンス。

内容説明

シェパードばかりを狙った飼い犬の連続誘拐殺害事件が都内で発生していた。空手大会出場のため上京中だった山梨県警南アルプス署の神崎静奈の愛犬バロンまでもが、犯人グループに連れ去られてしまう。「相棒を絶対に取り戻す！」静奈は雨の降りしきる都会を突っ走る。激しいカーチェイス。暗躍する公安捜査員の影。そして事件の裏には驚愕の真実が！大藪春彦賞作家の書下しアクション。

著者等紹介

樋口明雄［ヒグチアキオ］
１９６０年、山口県生まれ。明治学院大学法学部卒業。雑誌記者、フリーライターなどを経たのち、ライトノベル作家としてデビュー。１９９７年に初の本格冒険小説『頭弾』（講談社）を上梓し、２００８年に刊行した『約束の地』（光文社）で、翌年、第２７回日本冒険小説協会大賞、第１２回大藪春彦賞を受賞。２０１３年には『ミッドナイト・ラン！』（講談社文庫）で、第２回エキナカ書店大賞を受賞。一連の山岳小説の他、都会を舞台にしたハードボイルド小説もある。南アルプスの麓、標高７５０メートルの寒山に暮らし、野生鳥獣の保護管理活動にも携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[小梅]

戌年に犬本２冊目。読む手が止まらなかった。手に汗握るカーチェイス！中杉通りやら五日市街道やら馴染みのあるよく知ってる場所だから興奮しちゃいました。バロンの危機に静奈が戦う！

2018/01/11

[サンダーバード＠読メ野鳥の会・怪鳥]

南アルプス山岳救助隊シリーズ。都内でシェパードが連続して誘拐され、殺害されるという事件が頻発する。いったい誰が？何の為に？偶然その事件に巻き込まれる静奈と相棒のバロン。今回は「山岳救助隊」はお休みで、完全に静奈の独壇場！派手な立ち回りのアクションあり、カーチェイスあり。ハラハラドキドキのハリウッドのアクション超大作のようでした。ストーリーとしては面白かったけど、これを「山岳救助隊シリーズ」でやる必要があったかなぁ。★★★

2018/04/01

[ゆみねこ]

空手の全国大会出場のため上京していた静奈が、連続シェパード誘拐殺害事件に巻き込まれた！愛犬バロンを連れ去られ、犯人グループを追い、静奈さん大暴れの巻。北岳のシーンはやはり読みごたえあり。面白かったけど、やはり彼らには山で活躍の物語が良いですね。

2018/04/14

[papako]

途中とばして最新作。これは静奈とバロンの物語でした。いやー、痛かった。バロン誘拐にハラハラ。静奈さん、超人すぎ。最初のカーチェイスも手錠かけたまんまの格闘も。シェパードの背中が切られた死体から製薬会社、諜報員と広がったけれど、物語はコンパクトで読みやすかった。後輩曽我野は活躍したけど、他はほとんど出番なくちょっと寂しい。川上犬のリキ、もうすぐ活躍しそうね。このシリーズいろんな出版社から出てるから追っかけつらいね。でもどれから読んでも大丈夫だったから、おいおい読もう。楽しかった。

2018/06/11

[ポチ]

静奈のバロンを想う気持ちが半端じゃない！カーチェイス、格闘…、静奈、凄すぎ！ハラハラドキドキしながら一気読みでした。北岳の話しは少しだけど、こんなスピンオフ的な話しも楽しめました。

2018/02/28