出版社内容情報
殺人を見に来ないか? 物騒な言葉の殺人予告が舞い込んだ。新婚の夫婦が初夜を過すと、翌朝にはどちらかが死んでいるという伝説がある花嫁の旧家。今日、その家で新婚の夜を過すというのだ。 二次文庫
内容説明
私が殺されたら、必ず先生が犯人を捕まえてください!祝いの席に似つかわしくない依頼とともに結婚披露宴に招かれた探偵の中尾旬一。招いたのは元教え子で旧家の令嬢貞子。彼女の広大な屋敷には、初夜を過ごすと翌朝どちらかが死体になっているという、呪われた四阿があった。貞子の母親は再婚時にそこで命を落としていた。疑惑解明のため、危険を承知で四阿で過ごすという貞子は…!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
50
ときどき思い出したように赤川さんの作品が読みたくなる。7編が収められた短編集。7編のうち5編が探偵中尾旬一が登場して事件を解決。過去の強盗殺人事件が未解決のままで多少消化不足的な話もあったが、全編が軽快な文体ですすみ、サクサク読めて赤川さんらしい作品だった。2019/11/20
さら
34
赤川次郎さんらしい短編集でした。久々に赤川さんを読んだ気分で、昔を懐かしく思い出しました。ストーリーやトリックはおいといて、軽妙に楽しむのに最適です。連作短編、というわけではないですよね。多分。2017/12/23
mr.lupin
32
赤川次朗さんの著書五冊目読了。「密室」「人間消失」「脱出」「怪談」「殺人予告」「幽霊屋敷」「汚れなき罪」の七篇からなる短編集。どの作品もう~ん、今一つツボにはまらなかったと言うのが正直な感想かな。ストーリーやトリックも微妙なところだし、探偵の中尾にも魅力を感じることはなかったかな。今回はちょっと辛口のレビューになったけど、また他の作品に期待をしよう。 ⭐⭐★★★2023/04/05
coco夏ko10角
30
7つの作品収録の短編集。『人間消失』と『殺人予告』以外は中尾探偵が。幼稚園に一年前に亡くなった男の子の幽霊井が?な『怪談』がよかった。2019/10/28
megumi♪
14
赤川次郎さんの30年以上前の短編集。興味惹かれる導入部分から終盤の畳み掛けるような真相解明がスカッとします。本格刑事ものからホラーみたいなものまで中尾という探偵が共通しているものの、バラエティに富んでいて、タイトル通り博物館のようです。 特別トリックが凝ってる訳ではないのに、騙された!面白い!となるのは流石だとおもいます。2021/09/16
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