徳間文庫 徳間時代小説文庫<br> 鉄(くろがね)の王―流星の小柄

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徳間文庫 徳間時代小説文庫
鉄(くろがね)の王―流星の小柄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198942250
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

隕石に含まれる鉄を使って鍛えられた「流星の小柄」。謎の名剣をめぐり、策謀、陰謀が渦巻く大スケールの痛快伝奇時代小説」!時は宝暦四年(1754)、鉄屑買いの鉄澤(さなき)重兵衛は下野国の小藩の元・鉄山奉行だった。藩が改易になり、仲間と江戸に出てきたのだ。その日、飴を目当てに古釘を持ってくるなじみの留松という子が、差し出したのは青みがかった銀色の光を放つ一振りの小柄だった。重兵衛は興奮した。希少な流星鉄(隕鉄)を使った鋼で作られている。しかし、その夜、留松の一家は惨殺され、重兵衛たちは事件の渦中へ……。

平谷美樹[ヒラヤヨシキ]
1960年生まれ。岩手県久慈市出身。2000年に『エンデュミオンエンデュミオン』で作家デビュー。同年、『エリ・エリ』で小松左京賞を受賞。2014年『風の王国』シリーズ(全10巻)で時代歴史作家クラブ賞シリーズ賞受賞。他に『義経になった男』(4巻)『貸し物屋お庸』シリーズなど著者多数。4社協同で平谷美樹ブームへの仕掛け開催中!『平谷美樹の時代小説が来た!2017年、怒濤の連続刊行!』『江戸城御掃除之者!』角川文庫 2月25日刊行好評発売中『鉄の王(くろがねのおう)  流星の小柄』 徳間文庫 4月7日刊『草紙屋薬楽堂ふしぎ始末2(仮)』     だいわ文庫 5月予定『でんでら国 上・下』小学館文庫 6月上旬予定平谷作品の面白さと実力をもっと多くの読者に、読んでいただきたいと担当者一同願って、2017年2月から四社が連続して刊行、盛り上げます。各巻の帯は他社の編集者が推薦コメントを書いているかつてない協力企画です。ユーモア時代小説から本格歴史小説まで、いまもっとも熱い作家にご注目!2点すべてのイメージを見る藪の奥―眠る義経秘宝『貸し物屋お庸娘店主、想いを秘める』(招き猫文庫).

内容説明

時は宝暦四(1754)年、屑鉄買いの鉄鐸重兵衛は下野国の小藩の鉄山奉行だった。藩が改易になり、仲間と江戸に出てきたのだ。その日、飴を目当てに古釘を持ってくるなじみの留松という子が、差し出したのは一振りの小柄だった。青く銀色に光っている。重兵衛は興奮した。希少な流星鉄(隕鉄)を使った鋼で作られている。しかし、その夜、留松の一家は惨殺され、重兵衛たちは事件の渦中へ…。

著者等紹介

平谷美樹[ヒラヤヨシキ]
1960年、岩手県生まれ。2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』で作家デビュー。同年、『エリ・エリ』で第1回小松左京賞を受賞。2014年『風の王国』シリーズ(全10巻)で第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。多彩なジャンルの著書多数。もっとも期待されている作家の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

67
設定や背景に謎を残したままな部分はあるにしても、一冊で目まぐるしく展開して読みどころ多し。伝奇ロマンの定番に沿ってお話が進んでいくのが心地よく、終盤ではっきりする大仕掛けにもちょっと興奮。これだけで一応のまとまりはあるにしても、続編があってもおかしくはない。この作品に限らず、大長編伝奇ロマンが書けそうな著者なので、今後そういう作品が生まれることに期待。まずはこの一冊を楽しく読めたのを喜ぼう。2018/09/17

baba

32
江戸中期、改易になった下野の小藩の重兵衛は仲間と江戸に出て町人として暮らしていた。飴と屑鉄を交換する生業で、知り合いの子どもから預かった小柄から大きな陰謀に巻き込まれていく。「でんでら国」で興味を持った平谷さんの作品。鉄に関しての説明とまだまだこれでは終わらず、これから何か起きそうな予感、続編があるのかな?2017/06/13

真理そら

14
流星鉄の小柄にかかわったために得体のしれない一団に襲われた一家。その仇を討つつもりで重兵衛、百三郎、伊織、五郎太は旅に出る。というような一見ありふれた展開なのだが踏鞴衆の登場から製鉄の歴史に伝奇風味を加えたものをじっくり勉強させてもらうことに…。ダイナミックな剣戟?の末一応目的を果たして江戸に戻ったが、けがの回復が早すぎる重兵衛の血筋の謎、踏鞴衆の女・多霧のまだまだ活躍しそうな雰囲気、更に謎の雲水との決着も曖昧なので続編があるのかもしれない。2018/02/15

ダイアナ

6
解説を読んで、出版四社の共同企画として「平谷美樹が来た!」が開催されているとのこと。非常に嬉しい!!そのうちの一作が今作。下野国の元鉄山奉行、鉄鐸(さなき)重兵衛。藩が改易になり、仲間と共に江戸へ出て屑鉄売りをして生計を立てている。ある日別の長屋の留松が持ち込んだ小柄を買い取った矢先留松一家が惨殺され、仇討ちすべく重兵衛達は事件の渦中に巻き込まれていく…ラストはけっこうパワープレイで押し込んだ感もあったけどまだまだ続きそうな気もする。とりあえず平谷美樹が来た!もっと楽しみたい!!2018/02/02

イシカミハサミ

5
表紙よりタイトルが物語の本質に近い。 舞台が江戸時代の日本になっているとは思えないほどの 冒険活劇。 神話の時代から脈々と続く、 鉄を巡る覇権の物語。 まだ続編も刊行されるようなので、楽しみ。2018/10/01

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