出版社内容情報
時代の流れに抗い、友情と義に殉じた隻腕の剣士・伊庭八郎の苛烈な生涯。人気作家・崗田屋愉一氏によるカバー&カラー口絵つき。講武所教授方を経て、遊撃隊として鳥羽・伏見の戦いに参戦、幕末にその名を残す“伊庭の小天狗”こと伊庭八郎。途中、箱根山崎の戦いで左腕を失いながらも盟友・土方歳三の待つ北の地へ向かう。合流。箱館戦争で激闘の末負傷、26年の生涯を終えた。隻腕の志士として名を残し、幕末の動乱を駆け抜けたその峻烈な生涯を描く。カバーイラストは『口入屋兇次』『MUJIN-無尽-』で人気の崗田屋愉一氏。同じく崗田屋氏によるカラー口絵つき。
秋山香乃[アキヤマカノ]
1968年、福岡県北九州市生まれ。活水女子短大卒業。柳生新陰流居合道四段。デビュー作は『歳三往きてまた』(文春文庫)。新選組ファンのみならず、歴史小説読者から高い評価を得る。気鋭の女流小説家として活躍中。
内容説明
心形刀流宗家に生まれ、「小天狗」と呼ばれた伊庭八郎。遊撃隊の一員として鳥羽・伏見の戦いに参加するが、近代兵器を駆使する新政府軍を前に唇を噛む。箱根山崎の戦いで左腕を失いながらも、八郎は盟友土方歳三の待つ北へと向かう。幕末から維新、激動の時代に最後まで幕臣として生きることを望み、蝦夷箱館の地に散った若き剣士の苛烈な生涯を鮮やかな筆致で描く。
著者等紹介
秋山香乃[アキヤマカノ]
1968年福岡県生まれ。2002年『歳三往きてまた』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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