出版社内容情報
二人の美女が若き禁裏付・東城鷹矢の元に送り込まれた! 京を舞台に朝幕二つの権が相まみえる大人気シリーズ第三弾朝廷の弱みを探れ。老中松平定信の密命を帯び、京に赴任した東城鷹矢。禁裏付として公家を監察し隙を窺うが、政争を生業にする彼らは一筋縄ではいかず、任務は困難を極めた。一方、幕府の不穏な動きを察知した大納言二条治孝は、下級公家の娘・温子を鷹矢のもとに送り込み籠絡しようと目論む。主導権を握るのは幕府か朝廷か。両者の暗闘が激化する中、鷹矢に新たな刺客が迫っていた??。
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。主なシリーズに「将軍家見聞役元八郎」「織江緋之介見参上」「お髷番承り候」(以上、徳間文庫)、「闕所物奉行裏帳合」(中公文庫)、「勘定吟味役異聞」「御広敷用人大奥記録」(以上、光文社文庫)、「奥右筆秘帳」「百万石の留守居役」(以上、講談社文庫)、「妾屋昼兵衛女帳面」「町奉行内与力奮闘記」(以上、幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」(角川文庫)などがある。そのほかにも『峠道 鷹の見た風景』『傀儡に非ず』『(以上、徳間書店)、『鳳雛の夢』(光文社)など著書多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mam’selle
9
京都御所と二条城周辺ばかりが舞台で少し地味。 どうしても御所の低い壁と砂利の単調で広大な場所のイメージで読んじゃいます。 もっと祇園、木屋町、産寧坂辺りの艶のある街で襲われれば良いのに。2017/11/16
うさこ@タッタカタ
8
またまた襲われる鷹矢、この主人公は剣の腕はソコソコという設定、どう切り抜ける! できればもっと京の都をお出かけしてくれないかなあー2017/08/12
わたしは元気
5
面白い。 次、読みます。2020/03/30
黒豆
5
話を面白く緊迫感ある展開にするネタ(幕府内 世話女性間 公家内など)満載。続巻が楽しみ。2017/12/22
蕭白
4
主人公は剣が遣える方がいいなぁ。2017/03/10