徳間文庫<br> こがねもち―のたり同心落とし噺

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徳間文庫
こがねもち―のたり同心落とし噺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198941192
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

もらい泣きするほど人が良いが厄介事は御免の同心平助。手柄を立ててほしい小者の佐吉におだてられながら、不思議な殺しに挑む。名同心の父をもつ植草平助は、もらい泣きをするほど人が良いが、立身出世に興味なく、とにかく厄介事は御免蒙りたい、一風変わった定町廻りの見習い同心。なんとしても手柄を立てさせ、ゆるい主人を小馬鹿にする同僚どもを見返したいと機をうかがう小者の佐吉におだてられつつ、今日も市中見廻りならぬ、寄席廻りに精を出す。そんなふたりに、ある日とうとう?不思議な?殺しが降りかかって……。

飯島一次[イイジマカズツグ]
1953年、大阪生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。映画、演劇、落語など広く映像舞台に親しみ、鑑賞するタイトルは年間で優に200本を数える。日本映画ペンクラブ会員、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員。主な著書に「朧屋彦六 世直し草紙」シリーズ、「三十郎あやかし破り」シリーズ(いずれも双葉文庫)がある。

内容説明

名同心の父をもつ植草平助は、もらい泣きをするほど人が良いが、立身出世に興味なく、とにかく厄介事は御免蒙りたい、一風変わった定町廻りの見習い同心。なんとしても手柄を立てさせ、ゆるい主人を小馬鹿にする同僚どもを見返したいと機をうかがう小者の佐吉におだてられつつ、今日も市中見廻りならぬ、寄席廻りに精を出す。そんなふたりに、ある日とうとう不思議な殺しが降りかかり…。

著者等紹介

飯島一次[イイジマカズツグ]
1953年、大阪生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。映画、演劇、落語など広く映像舞台に親しみ、鑑賞するタイトルは年間で優に200本を数える。日本映画ペンクラブ会員、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

10
のんびり具合が私にはちょうど良い。続きが読みたいのに2024/03/11

デジ姫

7
落とし噺というからこういうものかと思うもののやっぱり少々食い足りない。のほほんとした平助には小者の佐吉、御用聞きの半五郎に喜八が周りを固めているし今後とも臨時回りの竹田も何かと手を貸してくれそうな気配。彼等4人が平助を担いで事件を解決していくというシリーズを期待するのは私だけだろうか・・2016/08/25

めにい

6
落語から持ってきた話かと思ったら、それほどでもないのかな。 のんびりした話と展開でほのぼの。2016/11/02

マカロニ マカロン

2
個人の感想です:A-。江戸から明治の名落語家に三遊亭圓朝がいるが、今回の作品は圓朝の「黄金餅」という落語に対するオマージュ作品のように思える。安政5年が舞台で3年前の安政大地震の後の江戸が舞台。泉岳寺の前では牛が飼われていたとか当時の寄席の事情とか、北町・南町奉行所の仕組みとか色々な豆知識も満載で楽しい。若手の同心とその付き人がパトロールをする場所が先日歩いたコースに沿っていて余計楽しめた。捕り物帖だが、事件そのものは落語を背景とした話であっさり解決してしまうが、背景を丹念に描いているので仕方ない所か。2016/07/10

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