内容説明
社会主義と拝金主義、儒教精神と無秩序、貧しさと優しさ…元気母さんが笑い、怒り、泣いた７年間のヴェトナム滞在記。
目次
１ 駐在はトランクひとつで―１９９４～９５（我が家の事情；ハノイ到着 ほか）
２ 日越往来―１９９６～９７（ホーチミンへ；父の死 ほか）
３ それぞれの女たち―１９９８～９９（元気印のお母さん；私は怒る ほか）
４ 世界の中のヴェトナム―２０００（「ベッキュウ」と呼ばれる人々；ハノイが一番騒がしい時 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Machida Hiroshi
0
本書は、旦那の駐在に付いて行ってヴェトナムで7年暮らした著者のエッセイ集です。どうやら、ヴェトナムは日本人を惹きつける魅力があるようです。発展途上の国なので、貧しい人と、政府関係者のように裕福なエリートがいますが、金がモノを言うかと思えば、貧しい中にも礼儀や優しさがあって、人情に厚いといえば、昔の日本のようですね。戦後の混乱期から発展期の日本を見ているようだから懐かし感じがするのかもしれません。読みやすい文章なのに、何故か時間がかかりました。ページ数の割に字が小さくて文字数が多く内容が濃かったのでしょう。2014/03/10
