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徳間文庫
現着―警視庁心理捜査官 KEEP OUT〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198940683
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

爽子と明日香。二人あるところに難事件あり。硬直した頭脳の持ち主の男刑事たちを尻目に、しなやかにしたたかに事件を解決に導く

警視庁心理捜査官シリーズの名コンビ、柳原明日香と吉村爽子。部内の権力闘争の結果、公安部から捜査一課に異動した明日香(『公安捜査官 柳原明日香』)。ある事件での規律違反を問われ警視庁捜査一課から所轄の多摩中央署に都落ちした爽子(『警視庁心理捜査官』『KeepOut』)。二人あるところに難事件あり。硬直した頭脳の持ち主の男刑事たちを尻目に、しなやかにしたたかに事件を解決に導く。ネオ警察小説の旗手が送る全三篇の事件簿。

【著者紹介】
『警視庁心理捜査官』で鮮烈デビュー。豊富な専門知識と物語性を見事に融合した作風は多くのファンを得ている。デビュー作はTBSでドラマ化され高視聴率を取った。『Keep Out』も作品集にもかかわらずすでに4篇もドラマ化されるという異例の扱い。『六機の特殊』『交戦規則』『KeepOut』『公安捜査官 柳原明日香』『捜査一課係長 柳原明日香』など。

内容説明

公安で培った術を駆使して解決のためならなんでもあり、捜査一課きっての実力行使派明日香。わけあって所轄署に飛ばされてもなお、冷静な分析で事件解決の糸口を見つける地味系心理捜査官爽子。男社会の警察で、眼の前の事件以外のものとも闘いながら、女だてらにと眉をひそめる男どもを尻目に、女だからこその度胸で難事件に立ち向かう―。本書のための書下し新作ほか極上の全三篇!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

95
やっぱり柳原明日香が良い!KEEPOUTⅡ3作。最後の章『嵐のなかで』が好み。誤認逮捕の男まで捜査の為に自ら参加を決断させるという手法が(良し悪しは別として)流石柳原だ。真犯人を掴まえるまではドキドキしながらページを捲る手が止まらなかった。「逃げないのだけが私の取り柄」そう言い切る柳原はお見事だが、周りはちょっと堪らないかだろう。だが、結果がついてくるからなぁ・・今後も眼が離せない。わたしの好きなタイプではないのだが爽子も頑張れとエールを送りたい(笑)2016/02/21

ままこ

60
KEEP OUT続編の短編・中編。『寝台刑事』何故寝台?とタイトルみて思ったが、なるほど今回は安楽椅子探偵みたいだった爽子。支倉もよく頑張った。『嵐のなかで』ダブルヒロイン明日香と爽子それぞれの視点を交えながら不可解な事件を捜査していく。ハラハラドキドキの警察用語が飛び交う追跡劇は面白かった。特殊犯五係の植木は時代劇か極道の人みたいでなんだか笑える。2017/10/28

drago @高校野球観戦中。

33
短編2本、中編1本。 ■短編は元公安捜査官・柳原明日香が体を張る『嗤う女狐』、心理捜査官・吉村爽子の推理が冴える『寝台刑事』。 ■中編『嵐のなかで』、爽子が加わった殺人事件捜査本部と、明日香が率いる捜査本部がつながり、二人が共に連続殺人犯を追い詰める。外出した容疑者を数十人で追尾するシーンが緊迫感があって良かった。 ■明日香と爽子のキャラが際立ち、面白いシリーズになってきた。次作も期待。 ☆☆☆☆★2016/04/02

米太郎

28
・明日香姉さん強い。全話において爽子は食われ気味な気が。どの話もボリュームがあり読み応えがあった。2023/12/01

Norykid

22
黒崎視音の新作。僕はこの作家のミリタリー系が好きなんですが、心理捜査官シリーズもなかなか。プロファイルの手法を得意とする小柄な女性捜査官、吉村爽子の物語。前作では大事件で他の捜査官を押しのけて活躍していたが、今作では地味なスタート。上司にあたるもう1人の主役級で、公安上りの女刑事"女狐"こと柳原明日香のほうが目立っている。柳原のキャラは、最近他の作家さんでもわんさか出てきた男勝り系の女刑事で、個人的にはコミュ障気味だけどプロファイルの天才吉村にもっと活躍して欲しいというのが正直な感想でした。2016/03/28

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