出版社内容情報
死に場所と決めた大坂の陣を真田幸村はいかに生きたか。武将として、父として、愛する女を思いやる男として。合戦小説の精華!
智将として知られる真田幸村。ある時は最前線で勇猛をふるう司令官として、またある時は情報戦を指揮する冷めた策略家として、最後に父親として、そして一人の男として愛する女を思いやる姿を描ききる。さまざまな人物を描いてきた歴史小説の第一人者が真田幸村を勇・智・情から活写する。合戦小説の決定版!
【著者紹介】
和歌山県和歌山市出身。東北大学法学部卒。『深重の海』で第79回直木賞を、『夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞。剣豪や戦国大名を主人公にした小説で人気を博し、剣道、抜刀術に通じていることから、合戦シーンには定評がある。
内容説明
数百人の士卒がむらがっていた。「幸村殿のもとで死なば、このうえのしあわせはない」との想いが胸中にたぎっていた。寄せ集めの牢人で編成した真田隊だったが、一万の伊達隊を圧倒しつづけた。めまぐるしく進退を繰り返し、わずかな乱れを見逃さずつけこんでゆく。目の当たりにした政宗は鳥肌を立てた。「やはり幸村は怪物だっちゃ。真田の赤武者はもう見たくねえ」。合戦小説の精華!
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年、和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。1978年、『深重の海』により第79回直木賞受賞。代表作は『下天は夢か』、第29回吉川英治文学賞を受賞した『夢のまた夢』ほか多数。2005年、第53回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぜんこう
V6_1800
む〜たん
茶幸才斎
ハマのプー




