出版社内容情報
自ら命を絶つため思い出の地・山口を訪れた老夫婦が襲われた! 多発する老夫婦の失踪に不振を抱いた十津川が捜査に乗り出した!
菅原徳介・里子夫婦は、思い出の地・津和野を訪れた。一人息子が借金を苦に東尋坊で自殺、その金を返済する当てもなく老夫婦は死出の旅に出たのだった。その後、秋芳洞へまわった時、夫婦は何者かに襲われ、妻は死体で発見されたのだ…。自殺をほのめかして失踪する老夫婦が最近増えていることに不審を覚えていた十津川警部は、独自の捜査を開始した。やがて、事件の背後に浮かび上がった謎の組織…。
【著者紹介】
1930年東京都生まれ。トラベル・ミステリーの第一人者。65年『天使の傷痕』で第10回江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞、2005年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。著作は550冊を超えた!
内容説明
菅原徳介・里子夫婦は、思い出の地・津和野を訪れた。一人息子が借金を苦に東尋坊で自殺、絶望の果て老夫婦は死出の旅に出たのだ。秋芳洞を見物中、夫婦は何者かに襲われ、妻が死体で発見された!自殺をほのめかして失踪する老夫婦が増えていることに不審を覚えていた十津川警部が捜査に乗り出した。やがて、謎の組織が事件の背後に浮かび上がる…。長篇旅情推理。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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松子
2
西村京太郎さんといえば電車を使ったアリバイ作りかと思いきや、殺人特急・・・とは関係ない展開でした。 でもやっぱり、電車の名前つけちゃうんですね(笑)2017/06/09
アンパンコ
1
借金苦で人生に絶望した老夫婦を探し出して、自らの最後を迎えるまでに老夫婦の旅行費用や借金返済の肩代わりして幸せにあの世に行ってくださいって。どういうビジネスだ。 現実離れした話に呆れながらも、最後までどうなるのか気になってしまいました。読ませるなぁ西村先生。 スーパー隠岐はまったく関係なかったので笑ってしまいました。楽しい読書生活ができてよかったです。津和野や出雲大社に行くきっかけにもなりました。2023/02/09