徳間文庫<br> ヘブンズスラム―横浜市警第3分署

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徳間文庫
ヘブンズスラム―横浜市警第3分署

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198938796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

セレブタウン横浜元町に隣接する犯罪多発地区を舞台とした、警察小説新シリーズ開幕!

県警の相次ぐ不祥事により警察への信頼が揺らぐなか、横浜市長の神原はイメージを回復すべく、「犯罪のないクリーンな国際都市横浜」を旗印に、地域密着型の自治体警察を復活させた。当初は犯罪発生率が減少したが治安はふたたび悪化。最も危険なエリア、天国区は別名〈ヘブンズスラム〉と呼ばれ、貧困と暴力に支配されている。管轄するのは、横浜市警第3分署。殉職率の高さと地名をかけて、第3分署への異動は、「天国行き」とささやかれていた……。

【著者紹介】
2003年、『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選。2005年5月、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』でデビュー。その他の著書に『夏の魔法』『リバース』『サニーサイド・スーサイド』『ペルソナの鎖』などがある。

内容説明

県警の相次ぐ不祥事で警察への信頼が揺らぐなか、横浜市長は「犯罪のないクリーンな国際都市」を旗印に、地域密着型の自治体警察を復活させた。治安の悪い危険なエリア天国区は別名“ヘブンズスラム”と呼ばれ、貧困と暴力に支配されている。管轄するのは横浜市警第3分署。殉職率の高さと地名をかけて、ここへの異動は刑事たちの間で「天国行き」と囁かれていた。警察小説、堂々開幕!

著者等紹介

北國浩二[キタクニコウジ]
2003年、『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選。2005年5月、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シ也

33
打海文三の「ハルビン・カフェ」や加納諒一の「K・S・P」シリーズを少し思い出す警察小説。スラム街に刑事とか設定が美味しすぎる。主人公はあまり好きになれるキャラクターではないが、出てくる警官たち皆個性があり、キャラクターも多いのに読みやすい。みなとみらい地区はよく行くエリアなので、ちょくちょく出てくる地名にはニヤリ。長いシリーズの序章となる作品のようなので、続きが楽しみ2016/07/15

うさっち

16
架空の街、治安の悪い危険な地区「ヘブンズスラム」が舞台の警察小説。癖のある刑事達が登場するものの、今ひとつ盛り上がりに欠ける気がする…とりあえず続きも読んでみる。2016/02/26

まつじん

16
なんだ、プロローグじゃんか・・・ちょっと続きが楽しみです。予想通りの黒幕が姿を現すのか、それともあっといわせてくれるのか。2014/10/13

bluemint

11
シリーズ第一作目で人物紹介が主とはいえ、十分楽しんだ。主人公がはっきりしなくなるほど個性的な人物が周りを固め、ストーリーも重厚だ。表面的には事件は片付いたのだが、その裏にある政治、警察内部の腐敗、何が正義か、大きな目的のためには小さな悪事には目をつぶるのか、など残された課題は多い。テディベアを殴って鬱憤を晴らすデブでハゲの杉山刑事が好きになってきた。精神科医の女医も気になる。2021/02/18

ぶうたん

8
お風呂読書。米ドラマのザ・シールドを彷彿とさせる警察ミステリ。著者はSFの新人賞でデビューしているが、その後はミステリがメインでジャンルへのこだわりは無いようだ。本書も魅力的なキャラクターが躍動する大変面白い作品で、シリーズものとして構想されているのにも関わらず、2冊で中絶しているのは大変残念である。2022/02/05

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