出版社内容情報
ベテランから新鋭まで、「今」を代表する極上の短篇が、１冊に集まりました！ 本書を読めば、小説の“今”がわかる！
ベテランから新鋭まで、2013年に文芸誌に発表された短編のベスト作品14作を一挙収録！ 本書に小説の現在と未来がある！
【収録作家】浅田次郎、有栖川有栖、大沢在昌、乙川優三郎、小川一水、古処誠二、桜木紫乃、月村了衛、西崎憲、原田マハ、万城目学、宮内悠介、結城充考、柚月裕子
内容説明
２０１３年に発表された中から、当代の読み手が選んだ名作１４篇！新鋭からベテランまで、“いま”を代表する実力派作家が揃いました。ミステリー、ファンタジー、恋愛など、テーマや時代背景はさまざまですが、共通してどの物語からも“読む”ということの楽しさを再発見できるはず。短篇という限られた枚数だからこそ描くことのできた味わい深い物語の数々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
68
ベストというだけあって、読ませる作家さんが勢揃い。作家さんたちの伝えたいメッセージをキャッチできた人だけが楽しめる。読むことによって自分ができない体験を疑似体験できるのが読書。現実逃避でもなく何かを探している…といった方がよいか。普段は手に取らない作家さんも堪能できた1冊。2015/01/15
美登利
53
未読の作家さんの短篇の方が多かったです。男性作家さんは名前も存じ上げない方もいて。SFの小川一水さんは面白かったです。まだ若い頃にはその方面の作品もよく読んだなあと思い出しました。安定感を、もって読めたのはやはり知っている作家さんたちの作品。戦争の話は方言や言葉使いが違うので読むのは難儀しましたが、浅田次郎さんのは内容が良かったです。柚月裕子さんのも珍しく時代小説でなかなか良かったです。大沢在昌さん申し訳ない、この本も図書館で借りました。マハさんのは一番情景が浮かび主人公と同じ年なので身近に感じました。2015/01/17
yu
39
浅田次郎「獅子吼」、小川一水「御機送る、かなもり堂」、月村了衛「機龍警察、沙弥」、結城充考「ソラ」、柚月裕子「泣き虫の鈴」がよかった。 ちょっと現実離れしすぎたストーリーが多すぎた気がする。そのせいか、どうも触手があまり動かされなかった。一番は小川さんかなぁ。あっ、SFチックな作品だった(苦笑)。2016/01/04
ピロ麻呂
26
原田マハさん目当てだったけど、桜木紫乃さんのが1番よかった(≧▽≦)全体的には2013年版の方がいいかな(^_^;)2015/11/14
ケロコ
20
原田マハ祭りの一環で読んでみた。「かぎ括弧のようなもの」に困惑。 肝心のマハさんの「無用な人」には物悲しさのなかに人の真理を見た。2014/09/15
