徳間文庫 図書館―恋愛教室

南 潔【著】

徳間書店（2014/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 346p／高さ 15cm
• 商品コード 9784198938246
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

あの頃、こんな恋愛を経験していたら…。甘酸っぱい思いが濃厚な熟味に変わるとき、少女は何者に変わるのだろう？

図書委員長平賀ゆかりは、生徒会長吉沢直人とそりが合わず、ことある毎に衝突を繰り返していた。そんなある日、図書委員会の予算請求を受け入れる代わりにと、直人からある条件を持ち出される。それをきっかけに微妙に変化していく二人の関係。規律を守ることを何よりも重視するゆかりの、人には言えない秘密の時間。そこに降って湧いた「光る君」と名乗る人物からのメール。ゆかりの心は少しずつ乱れて…。高校を舞台に繰り広げられる様々な恋模様。

【著者紹介】
2007年からWebでイラストや小説を発表。パブリッシングリンクより電子書籍多数配信中（各電子書籍販売サイトにて）。近著に『恋獄トライアングル』（新潮社）がある。HP［nisemonocigarette］http://niseciga.holy.jp/

内容説明

聖斗高校の図書委員長・平賀ゆかりは、生徒会会長・吉沢直人とそりが合わず、ことある毎に衝突していた。委員会の予算請求を受け入れる代わりにと、直人がゆかりにもちかけた条件をきっかけに、微妙に変化する二人の関係。ゆかりに届いた「光る君」と名乗る人物からの「文（メール）」。彼女の心は少しずつ乱れていき…。学園を舞台に繰り広げられるさまざまな恋模様。「恋愛教室」シリーズ“図書館”篇。

著者等紹介

南潔［ミナミキヨシ］
２００７年からＷｅｂでイラストや小説を発表。パブリッシングリンクより電子書籍多数配信中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひこかつ]

好きなのに、気を引こうとして意地悪をしてしまう生徒会長と、勉強は出来るが人付き合いが苦手な図書委員長の恋愛小説。 久々にキュンキュンするお話でした！ でも、生徒会長があまりに不憫！! 君はブスだな、、、、とか、そんな態度で女がなびくワケないのに. " 文" のやり取りがなかったら、一生相手にされなかったかもよ(笑)

2016/01/16

[tomo]

タイトルと表紙に惹かれて図書館で借りました。高校生の恋愛だから爽やかなのを想像してたんですが、なんか、人間の内面的な部分を見た気がします。主人公の女の子は硬く真面目なコ。なぜか、周りには男の子がいっぱい（笑）ひょんなことからメールをやりとりするようになった男の子「光る君」正体がわかるようでわからない。なんかこう書くと少女まんがかなと思うけど、なんかちがう。最後はやっぱりって感じでしたが、男の子が子供すぎて笑ってしまった。好きな女の子の気を引くためのイタズラが。こんなとこは高校生らしいかなと思いました。

2014/06/03

[yamakujira]

背表紙のタイトル「図書館」に惹かれて手に取ったら、表紙は「恋愛教室」だって。どちらが副題かわからないような表記だな。で、図書館っていうのも、高校の図書室のことだし、なんだかいろいろと勘違いさせられた。融通のきかないまじめ女子の図書委員長と、彼女に恋するイケメンの生徒会長の恋物語は、イマドキの高校生にしてはかわいいお話だね。でも、大人の男が読んでおもしろい本じゃない。もちろん作者も出版社もティーンエイジャーに読んでほしいんだろうけど。若い女の子だったらキュンとくるのかな。 （★★☆☆☆）

2016/05/28

[アキナ]

図書館の閉架書庫だけが誰も来ない主人公だけの安心出来る場所。しかし、そこに置いておいた自分の本がなくなり、代わりに栞とメールアドレスが書かれたメモがあった。ふとメールを送ってみたら返事が帰ってきた。主人公は「むらさき」として「光る君」と「文（メール）」のやり取りを始める……。本当に主人公が好きなの？という態度がずっと続き、何度もハラハラさせられました。そのためか、最後の最後にやっと出てきたストレートな告白にはキュンとしました。卒業式後の図書館という場面もたまらなかったです。

2016/02/05

[えりこ]

どこかで聞いたことがあるような展開ではありましたが、嫌いじゃない。読みやすく、まるで少女マンガドラマを見ていたかのような錯覚になることも多く・・・久しぶりに楽しい恋愛小説読んだなぁって感じです。

2014/06/06