徳間文庫
たまゆら荘のユーウツ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198937478
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

デビュー以来、ミステリ、青春など、他ジャンルで活躍する著者のシチュエーション・コメディの傑作を文庫化!

金を持ち逃げされ、メイド喫茶を潰した志郎。借金を重ね、今では殆ど夜逃げ状態。
しかし、闇金の社長(?)の前に引きずり出され、追い詰められていく。
その最中、最近死んだ祖母の遺産――アパートが転がり込んできた。
これを売れば、借金も返せるし、新しい店も……、と喜ぶが、そのためには、アパートの住民に退去をお願いしなくてはならなくて……。
涙あり、笑いありの爆笑シチュエーション・コメディー!

【著者紹介】
1977年愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『AHAPPYLUCKYMAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆。近刊に『夏色ジャンクション』(実業之日本社)、『春の駒 鷺澤家四季』(東京創元社)などがある。

内容説明

信頼していた部下に金を持ち逃げされ、メイド喫茶を潰してしまった志郎。借金を重ね、殆ど夜逃げ寸前状態だった。しかし、一発逆転のチャンス到来。死んだ祖母の遺産―アパートが転がり込んできたのだ。アパートを売れば、借金も返せるし、新しい商売も始められる。そのためには、アパートの住民全員を追い出さなくてはならない!涙あり、笑いありのシチュエーション・コメディー!

著者等紹介

福田栄一[フクダエイイチ]
1977年愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『A HAPPY LUCKY MAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

26
500万を四日でそろえるために祖母から相続したアパートを売却しようと住人全員を追い出さなければ!なドタバタ。こういうのはご都合でなんぼ。勢いあって楽しめた。映画になったらけっこう面白いかも。2019/07/24

rakim

9
借金→相続→退去同意書取得、リミットは4日間・・・と展開はスラップスティックなのだけれど、アパートの住民ひとりひとりに色々な事情と問題があって。読む方もドタバタ忙しい感覚のまま、「これ出来すぎ?」なんて思う間もなく読了。2016/08/02

barcarola

4
信用できるのかわからない登場人物ばかりだが、意外にストレートに物語は展開していく。もう一捻り欲しかったようにも思うが、そうするとコメディというジャンルからは離れてしまうか。2021/08/14

ドロンジョ935

4
借金500万円を4日後に返さないと指を落とされることになった大家さんに、おばあちゃんの遺産としておんぼろアパートが!ただ、お金に変えるには住民を追い出す必要があるのだが、住民には、それぞれみょうな事情が…。ちょっと都合が良すぎる展開だけど、細かいところには目をつぶって読めば、楽しいドタバタ。2013/09/07

*すずらん*

4
借金を返すまでの5日間と、舞台が限定されている為、濃度も凝縮された形でテンポよく語られています。そんな短期間でどうするのよ?という私の動揺をよそに、その話がそこに繋がるのか!とこちらの予想を遥々超えて線が繋がっていきます。最後の最後での絶体絶命のピンチは、住人の今後の為にも最善を尽くした彼の人徳とでも言いましょうか、たまゆら荘皆の協力で乗り切った時には不覚にも涙が…住人全員での和やかなパーティーは、各々の幸せを感じられて良かったです。読後は、私も志郎と共に不眠不休で金策に駆け回ったかの様にドッと疲れました2013/08/05

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