出版社内容情報
過去は捨てたはずだった。ふたたび拳を握るとき、男は何を思う。渋谷の街を荒らす若者たちに立ち向かう男たちの熱き物語。
整体院を営む美崎に、私立探偵の能代が患者を紹介してくれた。黒岩豪。私が膝を痛め、選手生命を断たれるまで所属していた修拳会館の出身で、今は自ら道場を開いている。だが彼らの目的は他にあった。最近、狼の面をつけて渋谷の街で非行少年グループたちをたった一人、素手で痛めつけているという「狼男」、彼の正体が黒岩の弟子・真島らしいというのだ。黒岩は私に真島を手助けしてほしいという。長篇アクション。
【著者紹介】
1955年北海道生まれ。78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年『果断隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞を受賞。
内容説明
整体院を営む美崎のもとへ黒岩という男が訪ねてきた。かつて所属していた空手道場の元指導員だ。最近噂になっている狼男―狼の面をつけ、繁華街で暴力をふるう非行少年たちを素手で、しかも一人で痛めつける男の正体が、黒岩の弟子・真島ではないかというのだ。黒岩とともに独立した真島は試合に出られず自棄になっていたらしい。真島を止める手助けを依頼され、困惑する美崎だが…。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断 隠蔽捜査2』で第61回日本推理作家協会賞、第21回山本周五郎賞をダブル受賞。空手三段、棒術四段の腕前で「今野塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
はつばあば
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
シ也
Kenichi Yanagisawa