徳間文庫
誰も知らないプロ野球「審判」というお仕事

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198936686
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

内容説明

後楽園球場最後のホームランを打ったのは巨人の吉村選手。しかしこの本塁打、2ストライク4ボールからの“ありえない”一打だった。何故こんなことが起こってしまったのか?セリーグの審判として第一線で16年間活躍してきた篠宮愼一が明かす、プロ野球不思議話、面白話、びっくりルール話、傑作人物話…。どうしよう。こんなことを知ってしまったら、野球がもっと楽しくなっちゃう。

目次

第1章 おしゃべり、テクニシャン、異才…プロ野球選手「芸人列伝」(「退場!」は監督、選手ばかりとはかぎらない;やっぱり『親分』は偉い! ほか)
第2章 野球が好きだから耐えられるけど…プロ野球審判はつらいよ(プロ選手はあきらめた!審判で夢のつづきを…;瓢箪から駒!「国家公務員」から「プロ審判」 ほか)
第3章 ケンカ放棄、非武装中立主義者の悲哀―いまだから話せる!審判秘話(奇跡の試合を捌いた!;本当は「セーフ」でも「アウト」になる? ほか)
第4章 長嶋、王、野村、落合、イチロー、原、松井秀、古田…私が見たスター選手たちの光と影(名選手、名監督は審判に優しい?;「ミスター」はいつまでもスーパースターだ ほか)

著者等紹介

篠宮愼一[シノミヤシンイチ]
1958年東京・恵比寿生まれ。3歳から東京・国立で育つ。リトルリーグ、シニアリーグ、高校野球と野球漬けの日々。母校都立東大和高校の恩師佐藤道輔監督から勧められ東京都高野連の審判となる。大学4年時、セントラルリーグの審判員募集に応じる。1982年7月、社団法人日本野球機構セントラルリーグ審判員となる。1997年、腰痛が悪化しやむなくプロ野球審判員生活にピリオドを打つも、野球への情熱はいささかも衰えず、2009年アマチュア復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シブ吉

30
元「プロ野球審判」の書いた、自分の仕事のあれやこれや。16年間のセリーグ審判生活の中で、選手達との思い出や、様々な出来事がグランド目線で語られるのが楽しい。審判の花形「球審」を務める前日の心理状態や、一年契約の立場等々、審判稼業の大変さと同時に、野球に対する愛も感じさせられる。様々なエピソードを読んでいるうちに、昔、草野球で一塁塁審をやった時の微妙な判定(というよりも、あからさまにセーフ)をアウトにした時の、あの何とも言えない冷や汗を思い出してしまいました。2013/03/17

たかやん

20
フジテレビONE『プロ野球ここだけの話』での審判特集の回に出演された著者・篠宮さんに好感を持ったので、絶版だった本書を古本購入。野球人といえば、選手や監督コーチにせいぜい解説者などOBを意識する程度だった。この本を読み終えるころには、「審判も野球人」という主張に自然と同意させられます。球場で生観戦する際、攻守交替の間の審判たちの過ごし方、右中間を真っ二つに割るような打球が飛ぶときの審判たちの動き…など気にかけたい。エピローグでの篠原さんの人柄が伺えるエピソードも素敵。2018/03/16

マッちゃま

19
沢山のプロ野球選手の名は知っているが、審判となると殆ど知らない…のが、普通のファンではないでしょうか?でも審判無しでは試合は成立しないし、そもそも始める事すら出来ない。そんな元審判が書くプロ野球の世界にニヤニヤしながら読みました。でもTVの珍プレー集嫌いは笑っちゃいました。まあ〜そう言われたら、そうなんでしょうけど普段は観ない層へのアピールって部分で許してほしい。でも個人的には子供の頃から珍プレーより好プレーが好きでした。これからは敬意を持って審判の方々にも注目していきたいと思います。2018/01/31

おくりゆう

4
審判の実情がよく分かる一冊。審判をリスペクトする気持ちはプロ野球ファンとして持ちたいと強く思いました。あと、審判だけの神宮外苑野球、観たいですねぇ…。2013/05/01

ブッチョ

3
本当に野球が大好きじゃないとできないお仕事だなと思った。いい仕事をしたからといって称賛されるわけでもないのに、周りのヤジ、抗議にひたすら耐えなければならない。審判も人間。間違えることもある。毎日毎日、プレッシャーと隣り合わせで働く彼らの存在に改めて感謝!球界の裏側、スターたちの性格、それも面白かった。 『君は野球が好きですか?わたしは野球を愛しています』 この言葉がすべてなんでしょうね。2015/01/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6507338
  • ご注意事項