内容説明
夫の淳一は役者にしたいほどのいい男だが、実は泥棒。片や妻の真弓はだれもが思わず振り返るほどの美人だが、実は警視庁捜査一課の刑事。このユニークカップルがディナーを楽しんでいると、突然男が淳一に「命をいただきます」とピストルをつきつけてきた。それは、数日後に開催予定の“古代エジプト秘宝展”につながる連続怪奇殺人事件の幕開けだった…。人気シリーズ第二作目登場。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。「三毛猫ホームズ」「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
178
最初に第2巻を読んでしまった。女が元気でないと話がつまらなくなると宮崎駿さんも言っていたが。女が元気な話は面白い。焼きもち妬きでおっちょこちょいで思い込んだらまっしぐらな妻のキャラと、飄々として冷静な夫の対比が良い。80年代の小説とは思えず古さを感じない。赤川さんは時事問題や当時の流行り言葉などを取り込まず、頭の中で構築した世界をそのままの感覚で書く。その時代風の新しさもないかわりに時間がたっても古くならないのだろう。2021/03/29
白雪ちょこ
25
シリーズ第二弾。 今回も、夫の淳一が泥棒の力を発揮されていた。 しかし、昔の作品ということで拳銃をバンバン撃ち、何人も殺すような描写があったため、そこは今との差を感じた。 短編集となっていたものの、表紙の題名の物語は一番長く、中編といってもいいかもしれない。 妻の真弓のヤキモチっぷりも炸裂しており、えちえちのラブラブっぷりも健在。 前回からリメイクされていたのか、淳一が道田くんのことを、ちゃんと「くん」付けで呼んでいたところも、どこか安心感を覚えた。2022/09/16
Penguin
18
シリーズ2作目。今回は200ページ弱のお話もあり、安心して楽しめた♪夫の淳一は自身の泥棒稼業より、妻の真弓の仕事を手伝うことが、増えてる気がする… 次作も楽しみ♪2011/12/12
Masako Karasawa
16
ゃっと読み終ったぁー( *´艸`)今回時間かけ過ぎちゃったなぁー꒰ ×͈௰×͈̣ㆀ꒱՞どんどん次読もー(๑◕ㅂ▰)ノ゙今回のオススメゎ1話目だなぁー★2013/01/11
ちび
15
夫は泥棒、妻は刑事シリーズの2冊目。 真面目に読んではいけません(笑) 軽く、何も考えずに楽しむ本です(笑)2017/03/17