徳間文庫<br> 頼山陽〈下〉

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徳間文庫
頼山陽〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 535p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198934361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

山陽はいつも真夏の太陽のようにぎらぎらと輝いていた。酒を愛し、己を信じ、友との交流を楽しみ、欲望を隠さず、自由で反骨精神に溢れていた。そんな山陽を支えていたのは、自身が忌避したはずの「家」という制度を必死で守り続けた頼一族の絆だった。そのことに気付いた山陽は、二十余年の歳月を経てついに『日本外史』を上梓する。幕末の歴史を変え、戦後封印された思想家の破天荒な生涯。

目次

第10部 達成篇(『日本外史』冒頭;春風の死;二匹の蛇;『日本外史』完成;吉野の桜)
第11部 飛翔篇(宇治川の先陣;茶山の杖;日本楽府;三次への旅)
第12部 死闘篇(発病;大塩平八郎の刀;亦復一楽帖;海〓との永訣;喀血;国を憂う;終焉;山陽死せず)

著者等紹介

見延典子[ミノベノリコ]
1978年、早稲田大学卒業直後に『もう頬づえはつかない』を刊行、大ベストセラーに。『頼山陽』で2008年、第27回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

をねぼうかあさん

2
ようやく読み終えました。漢文は出てくるし、登場人物の名前は難しいし、なかなか大変でしたが、内容も濃く読み応えがありました。2021/01/22

karitsuyo

1
説明が重複したりと若干くどいところもあったけど天才、頼山陽の台風のような生涯楽しかったです。山陽の生き方に共感は出来なかったけれど、自分の書を高く売るために自己研鑽に妥協をしないという考え方には大いに納得させられました。梨影さんをはじめ支えた一族の人々の愛情の深さに感嘆しました。2012/11/03

猫草

0
嫌なヤツだったはずの山陽には友人や支持者が どんどん増えていく。そしてその個性は残したまま素敵なオヤジに成長する。亡き父への思いと我が子への思いと妻への思いと母への思いと いつの間にか情の深さを身につけ 壮絶な臨終まで天晴れであった。2015/12/05

ヒロさん

0
幕末の志士によく読まれたという「日本外史」を書いた頼山陽の事蹟をしりたいと思いこの本を手にしました。文人や思想家の生涯を描く小説としては、面白く、読み易いものです。儒者として広島藩に出仕し、武士となった父春水を代表とする家制度に対立し、三都(京・大坂・江戸)にでて史書を書くことにより天下に文名を挙げたいという欲望を抑えられない山陽は、21歳の時に京に出奔する。当時、武士が出奔することは、脱藩を意味し、死罪を命じられる行為であった。座敷牢に3年間幽閉され、廃嫡された山陽は、31歳で京に上り、筆一本で生活し、2015/03/19

boo子

0
時代小説を読み始めたころ,これを読み,武士のものの考え方,家の制度などをこれで知ったような気がする。厚いけれど,読み応えのある作品だった。

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