内容説明
男には闘わなくてはいけない時がある―人気作家・今野敏の原点がこの一冊に!ドライブ中、暴走族に囲まれた一組の男女。恐怖で身動きがとれず、恋人を目の前で犯されかけた時、情けなさが怒りに変わった。理不尽な暴力に対する激しい怒りだった。愛する者を守るため、男は立ち上がった。表題作をはじめ、単行本未収録作を含む六篇を収録したオリジナル短篇集。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断 隠蔽捜査2』で第61回日本推理作家協会賞、第21回山本周五郎賞をダブル受賞。空手三段、棒術四段の腕前で「今野塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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gonta19
129
2011/3/4 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2019/9/4〜9/5 今野敏さんの未収録初期作品集。「ビギナーズラック」(1993)、「戦場を去った男」(1988)、「テイクザ・ビー・フラット」(1982)、「波まかせ」(1995)、「未完成の怨み」(2001)、「公安の仕事」(2008)の六篇を収録。今野敏さんの作家としての成長がダイレクトに感じられる。上から目線にはなるが、今野先生、売れて良かったですね。2019/09/05
いつでも母さん
120
『え、俺、こんな短編書いてたの?』と書いたご本人が言ってます。私も思いました。(笑)が、ここから?こんな感じ?から今野作家の長い作家人生・・いろんなキャラたちが始まったんだなぁ~なんて思いました。タイトル作を含む短編7作。どれもサクッと読める。そして物足りなくもある。それは、かなり遠くに行ったってことなんだろうなぁ。2017/08/25
Kaz
25
プラモ、音楽、格闘技・・・。幅広いジャンル、さすがは今野敏!特に、格闘技の微細な描写は絶品です。なかなかのハードボイルド。楽しめました。2015/02/03
はかり
15
今野の初期のころの作品らしい。短編が6編。印象に残ったのは。題名のビギナーズラック。暴走族に取り囲まれたアベックが必死の思いで難を逃れる。これをビギナーズラックと呼べるのかどうかは分からないが。2019/06/12
Reina R
14
格闘技、音楽、プラモデル、公安、今野さんの多趣味が垣間見える短編集。さらっと読めてよい2013/10/04
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