内容説明
浅草の蛇骨長屋に住む秋月半九郎は、浪人に追われる白無垢姿の町娘お糸を助けた。両替商の飯倉屋丹兵衛が、老中田沼意次の歓心を買うため、木綿問屋三河屋のひとり娘であるお糸を夜伽に差し出そうとしたのだ。実は半九郎、町人にまぎれ悪の種を断つ、町奉行所秘中の秘である草同心。三河屋から経緯を聞き、用心棒を引き受けた半九郎は、さらに別派がお糸を狙っていることを知り…。
著者等紹介
吉田雄亮[ヨシダユウスケ]
1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者、フリーライターなどを経て、2002年『修羅裁き裏火盗罪科帖』で時代小説デビュー。ノンフィクション、コミック原作、脚本、実録小説を手掛け、映像化作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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