内容説明
小間物問屋、薬種問屋、いずれも評判の小町が立てつづけに自尽した。きのうも大店の娘らしき土左衛門が―そんな噂を耳にした夕方、小寺半兵衛は悄然とした若旦那ふうの男に声をかけられた。なんと、「わたしに出刃を受けさせてください」と言うではないか。客の投げる出刃を木太刀で受けては避けて銭を得る、賭け出刃の香具師は己れのはずが、この日ばかりは逆しまとなった半兵衛は…。
著者等紹介
花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年、秋田県生まれ。明治大学文学部仏文科卒業。フリーライターとして活躍後、98年に『暴れ影法師』(集英社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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