内容説明
華のある真女形として人気の高い市川春猿。「女は女に生まれたのではなく、女になるのだ」というボーボワールの言葉の如く、彼の女形としての現在は、たゆまぬ努力のたまもの。外面の美はもとより、気づかい、礼儀など、内面からもいかにして「いい女」になるかを追求している。師匠・猿之助との感動エピソードや歌舞伎界の楽しい裏話なども交えながら、春猿が「女みがき」の毎日を綴る。
目次
第1章 歌舞伎に学ぶ、おんなの美学(「女形」に習う、しぐさの美学;歌舞伎に習う、恋と人生の美学)
第2章 女を磨く!25のレッスン(約束の時間は必ず守る;自分の「引き出し」を増やす ほか)
第3章 実践!夢の舞台で女づくり(五歳の衝撃;理想の女性の原点は祖母 ほか)
第4章 年を重ねて、美しく(芸者役からお姫様役まで;すき間を埋めていく作業―「雪之丞変化」のお初 ほか)
著者等紹介
市川春猿[イチカワシュンエン]
歌舞伎俳優。屋号・澤潟屋。1970年東京都生まれ。88年、国立劇場歌舞伎俳優研修を修了し、市川猿之助に入門。その後、二代目市川春猿を名乗り、華のある女形で人気を得る。「雪之丞変化2001年」「オグリ」「オオクニヌシ」「ヤマトタケル」など代表作も多いが、2006年には歌舞伎座で坂東玉三郎演出のもと、「夜叉ケ池」で主役をつとめた。07年には松尾芸能賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nao1
2
座り方ひとつで老婆らしくになってしまうことに衝撃。気をつけよう、、、、 歌舞伎の魅力もよく伝わり、見たくなりました。根っからの歌舞伎役者で、努力を喜びにしている方だなと思いました。2023/04/01
きょん
1
男の人がここまで 女を追求してて、すごい。 ママになり 手を抜きがちな 指先からまた、女性を意識したい。 個人的には前半部分が好きでそこにフォーカスして読んだ。2018/07/21
間宮
1
女形を演じる市川さんからみた女性の所作とは。なるほど、はっとさせられる。女性より女性らしい。感服致します。2016/03/08
西やん
1
先日初めて歌舞伎を観て、素晴らしかったので読んでみました。女性らしいとはを突き詰めるということはこういうことなのかと感心しました。人としても大事な心構えが書いてありました。おすすめです。2015/09/22
キャンディ
1
メモ☆何でも「自分が」「自分が」という自己中心的な態度が、いかに自分の才能や感性や可能性の邪魔をしているか、ということです。2013/11/17
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