内容説明
ネット上で募集した小説に殺人予告が含まれている。執拗な脅迫が、作者の蘇芳千尋に届いた。千尋は18歳。病気で声を出すことも動くこともできない。パソコンが唯一、外界との窓口だ。姉の千晶は選考委員のミステリ作家・黒沢に相談した…。姉弟が暮らす古い洋館、密室、移動の不可能性、殺人事件、野心的な意図にみちた予見的なメタミステリ。
著者等紹介
矢口敦子[ヤグチアツコ]
1953年北海道生まれ。97年『人形になる』で女流新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしりん
7
矢口敦子さん今までいろいろ読んでたけどこれはちょっと系統が違った。あまり好きじゃなかった。2015/05/17
あおい
2
不思議な小説。2015/06/14
ちょこまーぶる
1
犯人探しは結構面白かった。全体的に登場人物が多すぎるような感じがしましたね。2012/09/28
まひろ
1
トリックでも人を描くにしてもいまいち薄い…。普段の心情はわかりやすいけど、結末に向けてもっと犯人他を掘り下げてほしかった。でも作中の短編みたいな雰囲気はすきでした。2011/11/29
茶々太郎
1
正直、つまらなかった。ミステリーの形にはなっているものの、単なるメロドラマに過ぎない。割り切れる結末と、ページを閉じた瞬間の爽やかな読後感の為に読書に耽る私としては、極めて好まない展開&結末。ま、好きな人もいるんだろうけど。2011/03/23
-
- 和書
- テキストブック現代司法