徳間文庫
Escape 消えた美食家

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198928902
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

内容説明

突然の雨から逃げ込む形で飛び込んだ、とあるレストランで出会った黒衣の女。携帯を忘れた彼女との不思議な縁で、作家・内田康夫は、誘われるまま美食の罠に陥った…。浅見光彦とともに、14のレストランを巡りながら、「食」に関わる歴史的出来事を分析し、現代の社会現象を批評し、また自己の思い出を語る、美味しく豊かなグルメ・エッセイ。

目次

黒い服の女―赤坂・洋食「旬香亭グリル」
憂国の志士最後の晩餐―新橋・鳥割烹「末げん」
哀愁の街の食いしん坊―神戸・ステーキハウス「KOKUBU」
古い革袋と新しい酒―代官山・イタリアン「カノビアーノ」
女は猫男は犬―青山・フレンチ「カム・シャン・グリッペ」
女の罪男の罰―代々木上原・中国家庭料理「ジーテン」
淡白で繊細な日本の「?」―三田・日本料理「菱沼」
フレンチは目黒にかぎる―目黒・フレンチ「コム・ダビチュード」
浅見光彦倶楽部のヘン―牛込神楽坂・フレンチ「ブッフ・ア・ラ・モード」
「優しさは強さ」のココロ―赤坂・広東名菜「赤坂璃宮」
女の下心 男の上気―四谷・「寿司 纏」
悠久の歴史の陰で―京都・おばんざい「ひめごぜん」
殺意の女―表参道・フレンチ「ル・ゴロワ」
井上薫「最後の昼餐」―軽井沢・手打ち蕎麦「東間」

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

11
浅見も出てくる、グルメエッセイ。少し昔のお店紹介なので今は閉店しているものもありその点がやや残念。内田さんがリーズナブルな値段と書いてあるが、やはり一般人からはやや高めかも。わざわざ行きたくなるお店も数店あった。2014/06/25

如雨露屋

2
東京都内にあるレストランを中心に神戸、京都、軽井沢の隠れた食の名店を浅見光彦シリーズ、信濃のコロンボシリーズ等で著名な旅情ミステリー作家・内田康夫先生が巡るグルメ・ルポ・エッセイ。おいしそうなお料理の写真もふんだんに掲載されてますが、写真がなくても内田先生の食レポ表現が絶妙で読んでるだけで満腹になれます。浅見さんやヒロインまで登場して、まるで小説を読んでいるときのような旅情感、その土地土地の歴史や名所、こぼれ話もしっかりフォローされてます。作家デビュー前の、当時の様子が知れるのもまた新鮮。2016/04/08

ArcCosine

2
まさかの初内田康夫。文庫のための自作解説を読んだ時、凄く切ない気持ちになった。内容は雑然としているが、料理の薀蓄が読んでいて楽しかった。知ってる人にはツマラナイ内容かもしれませんね。写真が綺麗だった。2012/07/31

Riko

1
図書館で借りた2013/03/12

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