徳間文庫<br> 戦国策―中国の思想

電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

徳間文庫
戦国策―中国の思想

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198928681
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C0120

内容説明

一躍にして一国の宰相となった幸運児。舌先三寸で国際情勢をゆさぶった大物策士。匕首一本にすべてを託して敵地に乗り込んだ刺客。権門に寄食し、お家の大事とみれば敢然と立ち上がってその恩義に報いる食客。波瀾に富む戦国時代を生き抜いた男たちの、奇想天外な発想、意表をつく論理、多彩なレトリック、はったり、ほら話…。篤と学ぶべし。

目次








西周・東周・宋・衛・中山

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

5
図書館でふと思い立って手に取った一冊。鶏口牛後、蛇足、漁夫の利、奇貨置くべし……良く聞く故事成語の元ネタオンパレードが楽しい。戦争の中で人々が様々な策を巡らし自分を売り込もうとした様子がありありと浮かぶ。解説には宋代の蘇洵という人物が「気象をして崢コウならしむ」(気持ちを奮い起こさせる)と感想を残したとあったが、当時の遣り手コンサルタントたちの逸話を集めた自己啓発本のような趣が感じられる。斉の宰相をを前に「三文字だけ喋らせてくれ」「海・大・魚」とだけ言って気を引く話とかビジネス本にも載っていそうである。2022/06/08

耳目之学(不定期更新中)

3
普段私たちが使っている故事成語の語源がたくさんあります。内容的に『韓非子』や『史記』と重複しています。『孫子』や『韓非子』、『荀子』で身に付けたテクニックを演習する教材として使えます。自分が当事者であったらどう振る舞うかを想像すると勉強になりますし、楽しめます。計略をかける側、計略を受ける側、間接的に巻き込まれる人々などなど、さまざまな立場になって考える良いと思います。このようにシュミレーションした成果を実生活に使えば、人生がより良いものにできます。2010/09/21

不羈

2
縦横家やっぱりサイコー🎶 普通、舌先三寸で国家を動かす事が出来るか? とりあえずこのシリーズは読んでみる。2020/10/12

ソルト佐藤

2
虚々実々の駆け引きが短いエピソードで書かれていて面白い。ただ、ほんとうにこれでうまくいったのだろうか? あるいは、実は全然解決してないのではないか? といった感じもあって、どこまで本当なのだろうか? とも思ったりする。割と印象に残ったのは最後にのっているエピソード。どちらも些細な食べ物に関する行い。一方は、地震を揺るがす恨みとなり、もう一方は、自身の救いの手になったり。人知ですべて解決しようとする、今までのエピソード違い、ある種の真実性が読めた。(話とはうますぎるかもしれないけれど)2016/07/31

耳目之学(不定期更新中)

2
【再読】 心に響いた一文として『(p456) 與不期眾少、其於當厄。怨不期深淺、其於傷心。吳以一杯羊羹亡國、以一壺飧得士二人。(僅かな施しでも相手が困っている時にすれば効果はてきめん。逆に、些細なことでも相手を傷つければ大きな報いを受ける。私は一杯のスープで国を失い、わずかな食料で二人の勇者を得た。)』がある。つまり、困った人に施しを与えることもは重要だが、同時に人から恨まれないよう注意する必要があるということだ。軽口が多い私だが、これからは相手の気持ちを考え、慎重に会話しようと思う。2010/11/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/493788
  • ご注意事項