内容説明
新潟市内に三十数名の北朝鮮精鋭特殊部隊が潜入!拉致情報機関員の奪還を端緒として“戦争”が偶発したのだ。初めての実戦を経験する陸上自衛隊の激闘―。防衛庁対遊撃検討専任班の桂川は対策に追われるが、彼の狙いは他にもあった。それは…。息をもつかせぬ急転また急転。そして、衝撃の結末!いま一番の注目株・黒崎視音の文庫最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koba
35
★★★☆☆2019/04/09
リードシクティス
17
日本に上陸した北朝鮮特殊部隊と自衛隊との戦い。『六機の特殊』が面白くて注目していた作家だが、これはいまひとつ楽しめなかった。登場人物の多さ、場面転換の多さ、戦闘描写のわかりにくさで後半はほとんど流し読み。終盤色々とどんでん返し的な展開があったようだが、話についていけず。前半の盛り上がりの割に、終盤は若干やっつけ感が感じられた。あとがきの「平和は守られるべきもので、与えられるものではありません」という言葉には同意。2017/07/01
あや
11
陸上自衛隊が主人公の小説ってあまり読んだことがなかったので新鮮でした。戦闘シーンの描写もすごく細かい!説明もわかりやすく書いているので長いけど全然苦にならなかったです。2013/08/21
drago @名人戦堪能中。
9
黒崎作品3作目。戦闘シーンの圧倒的な迫力! まさに血湧き肉躍る。 ただ、本当にこんなことが起きたら・・・と思うと恐くなる。 残念なのは、相変わらず作文が下手くそなとこ。これはもう諦めるしかない。中身で勝負。いや~~~、長いけど面白かった。 最後は、桂川の秘密をもう少し丁寧に書いた方が良かったかも。もしくは作文が下手なんだから、サイドストーリーをなくした方がシンプルで良いのかも。潤花はやはり殉職したのかな? ★★★★☆2012/09/08
MJ
8
「平和は守られるべきもので、与えられるものではありません。」その通りです黒崎先生!でも、しかし、もう少し、リアリティのある設定にしていただかないと、没入感が得られません。。。新橋のサラリーマン?もマスコミの記者も描かれ方が可哀想。また、アメリカ政府は一機関であるCIAと心中なんて絶対にしないですよー。そうそう、最後には自衛隊に○○○を空爆させたりするからビックリしちゃいましたよ。「半島を出よ」でも再読しちゃおうかなぁ。2020/03/17