内容説明
ドレミ…の音が聞こえない?巨乳で童顔、憧れの先輩であるエリちゃんの前でクラリネットが壊れた直後から、僕の耳はおかしくなった。しかも怪事件に巻き込まれ…。僕とエリちゃんの恋、そして事件の行方は?『イニシエーション・ラブ』『リピート』で大ブレイクの著者が贈る、待望の書下し作が登場。
著者等紹介
乾くるみ[イヌイクルミ]
1963年生まれ、静岡県出身。静岡大学理学部数学科卒業。98年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
175
どちらも話のテンポはよく、読みやすかったと書きたいところですが、「マリオネット~」は後半になるにつれ、せっかくのシンプルな構成からより人間関係が複雑化し、最後の着地点にすんなりとおさまってない自分がいました。「クラリネット~」は発想は素晴らしいのですが、その発想にコダワリすぎたのか文章としては、正直読みやすいとは言い難く、読んでる途中でガタガタになりつつある自分がいて、十分に楽しめず残念です。話のリズムは「マリオネット~」の方が好みでしたが、物語としては後半の「クラリネット~」の方が好きかなと感じました。2014/03/23
相田うえお
130
★★★★☆19040 本作品は2本立て【マリオネット症候群】女子高生に毒殺された先輩男子が乗り移るという、ありがち憑依系モチーフなのかと初めは思ったのですが、とんでもない!超ぶっ飛び〜!奇天烈発想にびっくり仰天!【クラリネット症候群】『歌: クラリネットをこわしちゃった』こわれて出ない音がある〜ドとレとミとファとソとラとシの音が〜〜!聴こえない_ょう候群になった_ゅ人公の男_高校生を中_んと_た_タバタばな_!と、この様にドレミファソラシが実際の文章でも空白という斬新発想。しかも この歯抜けがギャグ話に!2019/05/05
ちはや@灯れ松明の火
104
こんなに傍にいてもこの声はあなたに届かない、どれだけ耳をすませてもきみの言葉は途切れ途切れ。これは恋ですか?いいえ変です。ふたりを結ぶ毒入りチョコ、わたしのからだはあなたのもの、もうそのまんまの意味で。恋の罠仕掛けるジャズの音色、ぼくのりせいをゆさぶるさそい、どうしてこうなるか意味不明。身体の中のマリオネット、もつれた糸を断ち切れず雁字搦め、誰かが誰かを殺してる。大事にしてたクラリネット、ドとレとミとファとソとラとシの音が聞こえない、ヤクザも絡んでどーしようもない。これは病ですか?まあそのうち慣れます。 2014/10/01
ちょこまーぶる
99
「クラリネット症候群」より「マリオネット症候群」の方が面白かったという一冊でした。マリオネットの方は読み進めて次々にそうなってしまったか~と感嘆しながら読んでいましたね。そして、読後はタモリさんのテラーの「世にも不思議に物語」?のような番組で映像化してもらいたいと思いましたよ。クラリネットの方は、あらすじは面白いんですが、ドレミファソラシドを抜いたセリフがとても読みずらくて、最後まで読みましたが途中で読書心が萎えてしまいました。読みずらかったですね。でも、乾くるみさんらしい作品だったように思えます。2015/09/22
やっさん
97
★★★★☆ 乾くる 、こんなはな も作 るんだ。 ステリ か ないから、あ たな く面を てう い。 ち のはな も、 かけが っかり てる 、わ いの クターもてき にあり、たの くて く くは。2024/12/22
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