内容説明
紅の隈取りも鮮やかに荒事を披露する市川団十郎―。“影”との激闘に勝利した大黒屋総兵衛、芝居見物に興じていた。ところが幕間に当の成田屋が刺殺され、それを契機に、またしても総兵衛の周辺に柳沢吉保一派による大黒屋潰しの攻勢が。商停止のうえ捕らえられた総兵衛。加えられるすさまじい拷問。隠れ旗本一族の命運をかけた闘いが始まった。
感想・レビュー
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フラミンゴ
1
総兵衛と美雪の心が繋がってゆくシーンの描写が秀逸! 佐伯さんの小説の主人公の結婚相手はあまり魅力的でないことが多いが、美雪は納得できる。2020/04/21
昌子♪♪
1
女剣士が気になる~!2019/03/28
えぐ@灯れ松明の火
1
順番前後してしまいましたが。 北町奉行退任が決まった保田奉行が、最後の賭けに出る。 統領の重さを実感した信之助や、身を賭して上様に進言した本庄様など見どころたくさん。 何気に柳沢様に両天秤にかけられた新旧奉行がなんとも哀れで面白かった。2011/05/29
阿南
0
解任が決まった町奉行と次期町奉行を匂わされた武家が点数稼ぎに大黒屋を狙って競い合う。捕えられて拷問されるというなかなかに厳しい展開だった。2016/04/11
mitsuru1
0
古着屋なのに新品を売っていると因縁を付けられ営業停止、主人と番頭は逮捕拷問、大黒屋のピンチに、いよいよ北町奉行との争いに決着が、2009/09/25