内容説明
日本舞踊の関西第一の流派、桜木家―。家元夫人の桜木麗華が毒殺された。次いで家元が密室で殺され、事件は連続殺人に。後継者争いとみたキャサリンは、浜口や人気歌舞伎役者・片岡秀三郎と事件に挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
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著者お気に入りの名探偵キャサリン嬢の「変な日本語」3連発は今回も笑えますね。×「火事を見るよりあきらか」→〇「火を見るよりあきらか」、×「細工はルンルン」→〇「細工はりゅうりゅう」、×「日常のティタイム」→〇「日常茶飯事」今回も稀代のトリックメーカー山村氏の技が冴えて目玉の2つの謎解き「密室」と「アリバイ」が堪能できて大満足です。唯あまりにも巧く出来過ぎではありますが。京都警察の狩矢警部と橋口警部補が無能なので「もし西村氏の十津川警部だったらこれぐらいの謎はあっさり解決するぞ!」と言いたくもなりましたね。2018/03/17
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
日本舞踊と歌舞伎が舞台になります。 自動販売機の話題からはじまり、キャサリンが日本舞踊を習いに行きます。 山村美紗の京都ものは、日本の文化と京都を知ることができます。 トリックや、推理の善し悪しを問題にされる方もおみえですが、 キャサリンさえ現れれば,あまり気になりません。 キャサリンと同じように、つまらないことは忘れて,大事なことだけに集中できるからです。 歌舞伎役者とも親しくなり,一郎が焼きもちを焼きます。 私は最後まで歌舞伎役者が犯人かと思って読み進みました。2011/09/16
もかすけ
2
狩矢しっかりしろ!って言いたくなるね。 どうしても若林豪の顔が浮かぶけど。。。2020/05/01
ktuenriueyduaki
2
自販機の謎から始まる日本舞踊のあまり一般的ではない社会の中での殺人事件。連続殺人か。自販機へのコイン投入など、いくらなんでも…と思う部分もあったがスムーズに読み進めることができた2015/04/18
bHUijHoboCjroPZ
1
☆☆★2025/01/18