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徳間文庫
江戸の悲恋―時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198921415
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

人を恋うる想いはいつの世も同じ。炎のように燃えさかる心をじっと抑える男、道ならぬ恋に身をやつし、耐える女。ひそかに逢瀬を重ね、一時の幸せを噛みしめる―時代小説界を代表する名手たちが、情感溢れる筆致で描く恋模様十篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

4
弟が女房に従っているのが嫌だったおりき  仕事に口を出し仕入先の値の見直しを言ったと  帰りの橋を渡って何気なく左手を まだ帰ってない筈の亭主が知った女と立話を 明日細工物をと届にに来てご苦労様と受取れるだろうか  夜に帰った夫が機嫌よく酒を飲み貝殼細工の箱を売りたいと  もう一つ店を出したく金があるかと  次の日弟が店に来た女のことが女房に分かったと 夫はあの女の言った事だ かまけてる暇がないからと言い訳をする 女にかまけるなら私は一人で生きてやると家を出た2022/05/07

山内正

4
言われた店に若旦那はいた 添い寝してる女が笑う 大旦那はお丈夫じゃありません 気が変わったら戻って下さい 年末に帰った安之助はおまちを抱いた 二年して店は潰れ他に移った お内儀に八百善に一緒にと向かった 見合いだった 雪乃屋と会う 嫁に来ないかと言われ祝言を 直ぐに店は繁昌し美人女将と評判に 得意先の接待で仙台藩の宿に決まり 夫はお前のお陰だと喜んだ 小鰭の寿司と売り声に 若旦那おまちですよと声を掛けた 船宿の二階で抱かれ 私と駈落ちしない?と 暮しは私が面倒見ます 四日して二人は旅に 後悔してませんか2020/11/27

山内正

4
同心緑川に手伝えと言われ 返事が出来ないみお文の家に 昨夜財布を掏られたたと いい女だったよとあっけらかんと 岡っ引増蔵が掏った女の行方を聞きに来たが様子が変だ 掏りお絹は増蔵と同じ村の出だと 不破に以前の行き違いを伊三次は 謝る 聞いてた不破があいすまんと頭を下げた 何か言わなきゃと言葉が出ない おめぇやってくれるかえこの山 正吉が親分が居ねえと飛び込んできた 手分けし古着屋で旅支度を買ったと 家族を捨てる気だ増蔵は 船宿に二人はいた見逃してと頼む いきなりお絹が首を 逃げられ無いと覚悟の上だと 2020/02/12

山内正

3
定廻り同心緑川がこの前手を貸せ と言われてた 姐さん紙入れ掏られたんですお座敷の帰りに 女の掏さ転んだ女に手を貸して いい女だったよ値付けを切られて 文吉掏られたんだってな 緑川の旦那も躍起になってる すっ転びお絹は増蔵と繋がりが 緑川が捕まえたと知らせが 増蔵ご船宿にお絹を探しにきた 増蔵は村で夫婦だった女房がお絹 盗み癖が直らず川に落とし江戸へ 深川へ捕まりに来たのかも 増蔵が子と女房を捨てられるか 試したのかも さっさと別の男見つけりゃ良かったのに2022/01/05

山内正

3
同心緑川に手を貸せと まだ耳に残る 姐さんご機嫌斜め 紙入れ擦られたんです わっちを心配で聞いてるのかぇ 女さすれ違い様と文吉が 岡っ引増蔵が聞込みに来たが 何かが変だ 直次郎が、スッ転びお絹さと 不破の息子が近づき戻っています父 妻女が入ってくださいと 文吉もやられたかと、知っていた 話が途切れ相済まぬと不破が頭を下げた 旨い言葉が出てこない伊三次 増蔵が旅支度をしてると知った 船宿に居ると向かう 前の女房だ逃げる積りでと 女房子供はと言った後血が飛んだ お絹が口を開け倒れた 俺を追って江戸に来たんだと2020/10/23

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